昨晩のテレビ「タモリ、山中伸弥の!?」で「宇宙とは何か」という番組をやってましたが、これが実に面白かった。結局、「宇宙とは何か」殆ど何も分かっていない、ですからね(笑)。
宇宙は、16%が物質であることは分かっていますが、残りの84%はダークマターと呼ばれ、目にも見えないし、触れられないし、その物自体が何なのかさえも、分かっていないといいます。それでいて、これらのダークマターがなければ、宇宙が存在することが出来ない、極めて重要な要素といいますから、ますますよく分からなくなってしまいます。
とにかく、約138億年前にビッグバンが起こって宇宙が誕生し、その直後にダークマターが出来、その後に水素やヘリウムが出来、他の物質も出来て、徐々に星や銀河が生まれ、約46億年前に我々が住む地球の太陽系が出来たと言われています。
全宇宙には約1兆個の銀河あり、我々のいる「天の川銀河」は、約2000億個の恒星と惑星星間ガストいう物質で出来ていると言われます。ですから、1兆個分の1の銀河の一つから、その中の2000億分の1の地球に、約40億年前に生命が誕生し、今の人類誕生に至るわけです。その確率を計算しても、まさに、「奇跡の中の奇跡の中の奇跡」としか言いようがありません。
宇宙には、ダークマターと同時に、宇宙を膨張させるエネルギーを持つダークエネルギーという、これまた実体が解明されていないものがあり、このダークエネルギーが膨張し続けたりするとどうなるのかと言いますと、今のところ、①ビッグフリーズ説②ビッグクランチ説③ビッグリップ説ーが提唱されています。①は気温がマイナス273度になり、あらゆるものが凍ってしまう。②は、ダークエネルギーが減って、膨張が止まり、宇宙が縮んで潰れてしまう。③はダークエネルギーが増え続け、銀河が崩壊し、惑星は砕け散るーというもの。いずれにしても、宇宙も生物と同じように死を迎えるということになります。
番組ではそれがいつになるのか明らかにしていませんでしたが、その前に、約50億年後には太陽の寿命が尽きると言われていますから、地球はその前に死滅していることでしょう。別に人類が心配しても始まらない話です。別に人類がいなくても地球が存在し、宇宙は存在したであろうことですから。
意識や感情なんてナンボのもんじゃい!
宇宙誕生は不思議であり、恐怖でもあります。でも、こうして宇宙の「生涯」を見てみると、人間がいかにちっぽけな存在であるか分かります。奇跡的な確率で人類が誕生しましたが、人間の存在や意識なんて、宇宙から見ると無視出来るほど大したことではありません。
人類は言語を使い、車や飛行機やロケットなどあらゆるものを創造しながらも、地球環境を破壊し、人類の知性を超える人工知能(AI)なるものまで創ってしまいました。「AIなんかに意識や感情なんてないくせに」と強がって見せても、人間も地球も宇宙もいつか消滅すると思えば、この世に生まれてきたことを感謝しつつ、「せめて、生きているうちに、よりよく生きることを考えることしか出来ないかな」と私なんか強く思いました。
何故、ビッグバンが起きたのかも分かりませんが、とにかく、無から始まり、無で終わるということは確かかも知れません。でも、一つの宇宙である「ユニバース」ではなく、多くの宇宙がある「マルチユニバース」という説がかなり有力になっているそうですから、何処かに他の知的生命体(宇宙人)が存在するのかも知れません。
こんな宇宙の神秘を知れば、せめて、地球にいる人類だけでも、諍いや戦争はやめて、平和裡に暮らしたいと思うのは私だけではないと思っています。
我々一人一人が、この世に存在すること自体が奇跡の中の奇跡なのですから。

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