バッハの「ラルゴ」にハマりました!

ヨハン・セバスチャン・バッハ(出典 Wikimedia commons) 雑感
ヨハン・セバスチャン・バッハ(出典 Wikimedia commons)

 残りの人生、せめて、「美しい音楽」を聴いて、余生を過ごしたいと思うようになりました。

美しい音楽とは?

 美しい音楽、と言っても、その人の好みですから、激しいメタルロックが好きな人もいれば、ちょっとエキセントリックなアヴァンギャルド・ジャズが好きな人もいるでしょう。

 私の場合、美しい音楽の「原点」には、多感な少年時代に聴いたダニエル・リカーリの「ふたりの天使」という曲があります。「何という美しい曲なんだ!」と思ったものです。この曲は、スキャットで、ダバダバと歌っているだけで、歌詞がありません。

 それが良いのかもしれません。

(出典 Provided to YouTube by JVCKENWOOD Victor Entertainment Corp.)

 この曲は、フランスの作曲家サン・プルーSaint-Preuxが作曲したもので、1970年に発表されました。

 どちらかと言えば、バロック音楽に近いですね。

バッハの「G線上のアリア」

 そう、私はバロック音楽の代表、いや「クラシック音楽の父」とも言われるヨハン・セバスチャン・バッハが大好きなのです。

 だから、散々迷うところですが、「美しい曲の最高峰を1曲だけ挙げよ」と聞かれたら、私は、バッハの管弦楽組曲第3番ニ長調の第二楽章「エアー」を選びます。「G線上のアリア」とも言われ、クラシックなんか聴かない多くの人でも一度は聴いたことがあると思います。

 (出典 Provided to YouTube by Universal Music Group)

 これはナンバーワンだと思い、またまた暇ですから、生意気なAIの野郎に、「美しい音楽の最高峰は、バッハの『G線上のアリア』に決まりだ。文句あるか?」と言い渡しました。

バッハの「チェンバロ協奏曲第五番」

 そしたら、やはり生意気にもAIは「バッハなら、『チェンバロ協奏曲第5番の第二楽章ラルゴ』も美しい曲ですよ」と反論するのです。

 えっ?「ラルゴ」?知らないなあ。

 ということで、探して、マリア・ジョアン・ピリスのピアノ演奏による「ラルゴ」が見つかりました。

(出典 Provided to YouTube by Warner Classics)

 うーん、やはり、何処かで何度か聴いたことがありました。しかしながら、私のコレクションのバッハのCDに、この曲がありませんでした。バッハに関しては、「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」も「平均律クラヴィーア曲集」も「音楽の捧げもの」も「カンタータ」「トッカータ」も結構沢山持っているんですけどねえ。

「立体クラシック音楽」

 実は、私のクラシック音楽の「勉強」の種本は、吉崎道夫著「立体クラシック音楽」(朝日出版社)という634ページの百科事典みたいな本でした。この本で、出て来る作曲家の生涯を知り、演奏家やお勧めレコード案内を見て、コレクションを始めたのでした。

 今、この本を取り出して見てみたら、バッハの項目に「チェンバロ協奏曲第5番の第二楽章ラルゴ」が一切出て来ないのです。この本の初版は1972年4月20日になっていますから、恐らく、この本が出版されていた頃は、この曲は、一部のマニアは知っていても、まだ世間ではよく知られていなかったのでしょう。

 そこで、調べたところ、この曲が有名になったきっかけは、ソ連のタルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」で主題歌として使われたからだというのです。1972年製作で、日本公開は1978年だったようです。だから、日本でも盛んに演奏されるようになったのは、それ以降ということになります。こんな名曲なのに、復活して「ブーム」になったのは結構つい最近だったんですね。

バッハの「カンタータ第156番」

 そして、また、この「チェンバロ協奏曲第5番の第二楽章ラルゴ」は1738年頃に作曲されましたが、もともとバッハ自身が1729年頃に作曲した「カンタータ第156番『我が片足は墓にありて』」の「アリオーソ」(歌うように、という意味)が原曲だというのです。

Kazuyoshi Akiyama · Osaka Municipal Symphonic Band(出典 Provided to YouTube by Space Shower FUGA)

 なるほど、いずれにしても、確かに「美しい曲」です。私は、すっかり「ラルゴ」にハマってしまいました。

グールドの「ラルゴ」

 そこで、最後にもう一度、私の大好きなグレン・グールドの「ラルゴ」を添付することにしました。

(出典 Provided to YouTube by Sony Classical)

 やはり、グールドは最高です。結構簡単そうなので、ピアノでコピーしてみようか、と思っています(笑)。変イ長調(A♭)のようです。

※添付した動画は全て「Auto-generated by YouTube.」とあり、著作権上、全く問題はありません(Gemini)。

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