私の旧い友人の田鎖君(仮名)は、健康志向が強い人です。「健康になれれば死んでも構わない」と言うぐらいの「健康オタク」です(笑)。
既に齢七十の坂を越えたとはいえ、その健康オタクぶりにはますます磨きが掛かっている感じです。120歳まで生きるつもりです。最近の一番大きな話題は、あの飲兵衛で大酒飲みの田鎖君が、健康のため、アルコールを控えて、ノンアルコールビールに代えたという「コペルニクス的転回」です(笑)。
何やら、定期的に通っている病院の検査で、コレステロール値が下がったということで薬の量を少し減らしてもらった、ということで大喜びです。主治医から「何か、食生活を変えましたか?」と聞かれましたが、思い当たるフシがありません。でも、家に帰って振り返ってみると、今年に入ってから、ノンアルビールに代えたことしか思い浮かばないので、「そのせいかもしれない」と、思うようになったというのです。
渓流斎ブログは、NHKではないので、商品名を堂々と明示しますが、田鎖君が愛飲するビールはアサヒスーパードライでした。キリッとした辛口好みです。そこで、「アルコール0.00%」と銘打つ「アサヒドライゼロ」というノンアルビールを飲んでみました。そしたら、アルコール分がないだけで、それほど口当たりが変わらないので、びっくりです。そこで、このアサヒドライゼロを毎日のように飲むようにしました。
でも、流石に少し飽きて来たので、他のノンアルを物色したところ、新聞の記事で、「世界初となるアルコール分0.00%のノンアルビールを発売したのは麒麟麦酒の『キリンフリー』」だったことを知り、早速購入して飲んでみました。しかし、残念ながらアサヒドライゼロと比べるとキレがなく、何か麦ジュースを飲んでいるような感じがして、キリンフリーはやめることにしました(あくまでも個人の感想です)。
ノンアルは肝臓へのダメージが心配?
また、アサヒドライゼロに復帰しましたが、彼が以前購入した渡辺雄二著「『食べてはいけない』『食べてもいい』添加物」(大和書房)の中で、たまたま「ノンアルコールビールはかえって肝臓へのダメージが心配」という項目を発見してしまいました。田鎖君は健康オタクですから、これは心配です。
よく読むと、ノンアルの中には、砂糖の約200倍の合成甘味料のアセスルファムKが入っているものがあるというのです。(イヌにアセスルファムKを0.3%および3%含むエサを2年間食べさせた実験で、0.3%群でリンパ球の減少が、3%群では肝臓障害の際に増えるGPTの増加とリンパ球の減少が認められた)また、発がん性のある4ーメチルイミダゾールを含むカラメル色素が入っているものがあるというのです。
これを読んだ田鎖君は、毎日のように愛飲しているアサヒドライゼロのビール缶の「原材料名」を見たところ、アセスルファムKとカラメル色素の文字を発見してしまいました!「これは、やばい」と思ったそうです。健康オタクですからね。
しかし、先述した渡辺雄二著「『食べてはいけない』『食べてもいい』添加物」(大和書房)には、合成甘味料もカラメル色素を使用していないノンアルビールも紹介されていました。麒麟麦酒の「グリーンズフリー」でした。田鎖君は、アサヒビールのファンなので、他にはないのか、検索したところ、人工甘味料やカラメル色素を使用していない「アサヒゼロ」があることを発見しました。「アサヒドライゼロ」よりほんの少し高いですが、やれやれです。今ではこのノンアルビールを愛飲して猛暑を乗り切っているそうです。私もこの話を聞いて、アサヒゼロに代えてみようかと思っています(アサヒビールから一銭も宣伝費は貰っておりません!)
戦費調達には酒税が一番?
ちなみに、アサヒビールの松山一雄社長によると、日本の成人のうち、お酒を飲む人は約4000万人、飲まない人は約5000万人だそうですね。この中で、特にお酒をよく飲む人は1000万人程度だそうです。(「杉田敏の現代ビジネス英語」2026年夏号)大酒飲みは、成人の9人に1人ぐらいですか。意外と少なかったんですね(笑)。
考えてみれば、ノンアルビールが安いのは、酒税が掛かるアルコール分がないからです。明治の日露戦争では、戦費調達するのに、国内で最も当てにしたのが酒税でしたから、防衛費増強を図る自民党・高市政権も大いに酒税に期待を寄せていることでしょう。
ノンアルビールを勧める渓流斎の野郎は国賊ですかねえ?

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