日々、ジャーナリストとしてニュースを追う生活を続けていますと、どうも「不幸や不運は連鎖するのではないか」といた不吉な連想が働くことがあります。
人災と天災のベネズエラ
その最たる例が、ベネズエラ大地震です。首都カラカス近郊に6月24日、マグニチュード7を超える地震が発生し、発生してから2週間余りが経ち、死者4118人超、負傷者1万6740人、住居を失った人は1万7000人以上の被害を齎しています。
ベネズエラと言えば、今年1月にトランプ大統領が指揮する米軍によるベネズエラ侵攻で、マドゥロ大統領の身柄が拘束された際、民間人のほか、護衛に当たっていたベネズエラ軍関係者と同盟国キューバ人も含めて100人以上の犠牲者が出たと言われています。
ベネズエラに友人知人や親類関係の人がいない限り、多くの日本人は、この遠い南米の国に想いを馳せることはありませんが、今年に入って、どうしたものか、不幸が連鎖するような人災と天災に見舞われています。
三苫選手の不運
話は変わりますが、目下、サッカーのW杯で世界中で盛り上がっていますが、今回、残念ながら怪我のため、日本代表に選ばれなかった三苫薫選手(英ブライトン)がおります。前回カタール大会(2022年)のスペイン戦で「三苫の1ミリ」で世界的に有名になった人です。W杯直前の今年5月、英プレミアリーグのウルバーハンプトン戦で、左太もも肉離れを起こして退場し、泣く泣くW杯日本代表の選考に漏れてしまいました。
その後、どうされているのかと思ったら、一時帰国中の7月8日、東京都板橋区で乗用車運転中に人身事故を起こしたというのです。勿論、三苫選手の交通違反は許されませんが、現場が「歩車分離式信号」の交差点で、魔が差したのか、三笘選手は「歩行者信号の青を勘違いした」と話しているそうで、10%ぐらいは不運と不幸が重なったように見えます。
これまた、連鎖かなあ?と思ってしまった次第です。
佐藤二朗さんに同情
もう一つ、これは「好事魔多し」の話です。「好調な時に限って、とかく、想定外の邪悪や災難が起こりやすい」という意味です。
その例が、今、最も注目を浴びている俳優の佐藤二朗さん(57)です。私はテレビドラマは見ないのでよく知りませんが、歴史番組の「歴史探偵」で、彼が探偵社の所長役をやっているので、よく知っているつもりでした。地味な脇役俳優さんですが、最近になって急に映画に立て続けに出演し、ドラマの主役にも初めて抜擢され、恐らく、彼の俳優人生で絶好調の時かと思いきや、その初主役を務めたフジテレビ系の「夫婦別姓刑事」の相手役の橋本愛さんとトラブルが生じて、次回のドラマ降板か?などと大きな騒動になりました。
私はこれでも元芸能記者でしたので、今週発売の「週刊新潮」の「橋本愛に『ハラスメント』報道 佐藤二朗が語った『全真相』」を読んでみました。この記事を読む限り、週刊文春の「ハラスメント報道」はやり過ぎで、小学生の頃から抱えている「強迫性障害」症で、今回の件で、夜も眠れないほど悩んでいたという佐藤二朗さんには同情したくなりました。
これまた、人の不幸や不運、そして、それらの連鎖について、改めて、深く、深く考えてしまいましたよ。

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