応変隊で繋がった新しい友人のこと

「久留米市史」第3巻から「戊辰戦争」(21ページ) 歴史
「久留米市史」第3巻から「戊辰戦争」

 昨日の渓流斎ブログでは「見知らぬ人と付き合うということ」という記事を書き、暗に見知らぬ人strangersと付き合うよう、皆さんにお勧めした格好になりましたが、気をつけて頂きたいことがあります。

 もし、その見知らぬ人間が、お金や恋愛などのことを持ち出したりした時です。お金は投資詐欺、恋愛はハニートラップか(国際)ロマンス詐欺か後妻業に決まっています。十分に気をつけてください。特に、日本人は子どもの頃から「性善説」で教育されていますから、人を疑うことを知りません。コロっと騙されてしまいます。

見知らぬ人と付き合うということ
私がいつも大変お世話になっている杉田敏先生の「現代ビジネス英語」2026年秋号(NHK出版)の第3課「新しい言語を学ぶ」の中で、こんなフレーズが出て来ます。 He strongly believed in connecting with s…

 Strangersと付き合うには、まず最初に、話が合うか、ウマが合うかで決まります。ということは一番の近道は、趣味が同じということになります。

 私の場合、趣味は歴史散歩と芸術鑑賞です。歴史散歩は神社仏閣巡りや城巡り、歴史的建造物等が含まれます。芸術鑑賞は、音楽、映画、美術、工芸といった職人技を楽しむことです。趣味を通してなら、何歳になっても新しい友だちを作れると思います。

 そんな折、私が2年半前に書いた渓流斎ブログの記事「高祖父も入隊した応変隊とは? 幕末の箱館戦争にも参戦」をお読みになったと思われる見知らぬ人stranger からメールがありました。「もう少し、応変隊のことを知りたい」と仰るのです。

高祖父も入隊した応変隊とは? 幕末の箱館戦争にも参戦
3月24日付の《渓流斎日乗》の記事「東京・南麻布の有栖川宮記念公園にまつわる話=30年ぶりに旧友と再会もしました」の中で、私の高祖父に当たる高田寛蔵正行(1844~1921年)が久留米藩の別動隊「応変隊」に入隊し、幕末の戊辰戦争に参加した話…

 その方(KHさんとします)は「私の先祖も応変隊(岸相模の部隊で階級は不明)に所属しており大変興味深いです。家紋の入った陣笠が伝わっていました。親王様さまのエピソードも当事者ならではで感銘を受けました。さて、私事で大変恐縮なのですが先祖調査を進めており、家に刀が代々伝わっていたのですが所在が不明になっておりまして、もしかしたら応変隊で支給されたのかと考えており、そう言った話は聞かれたことはありますか?」と御下問されてしまいました。

 私は「あの記事に書いたこと以上のことは今のところ分かりません」などと返信し、何度かメールをやり取りするうちに、そのKHさんはまだ若い方で、福岡県久留米市在住の会社員だということが分かりました。

 これには驚きました。まだ、詳しくは分かりませんが、久留米藩士の子孫として、いまだに久留米にお住まいということになります。ということは、KHさんの御先祖調べにしてもやりやすく、恐らく、ご親戚の方もお近くに住んでいると思われ、情報が入手しやすいのではないかと思ったのです。

 私は、その情報の「おこぼれに預かれたら嬉しいなあ」と思い、この見知らぬ青年とは友人になることに致しました。勿論、目的は情報交換です。もしかしたら、私の高祖父とKHさんの御先祖とは応変隊で戦友だった可能性もあるからです。少なくとも面識ぐらいあったと思われます。彼は、年に1回ぐらい、仕事で東京に来る機会があるというので、「その時お会いしましょう」という話にまでなりました。

 応変隊のことにしろ、久留米藩の歴史にしろ、興味がある人間は、今の世の中でほんの僅かしかおりません。でも、私はこうしてブログを書き続けていたお陰で、2年半も前の記事を見つけてくださる人が出現し、千歳一遇のチャンスを得ることが出来ました。

 有り難い限りです。また新事実が見つかったりしたら、皆さまにもご報告したいと存じます。

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