街からCDショップが消えた⁉️

ポール・マッカートニー「キス・オン・ザ・ボトム」(ユニバーサルミュージック) 雑感
ポール・マッカートニー「キス・オン・ザ・ボトム」(ユニバーサルミュージック)

 先日、都心に出たついでに、東京・銀座のCDショップに寄ることにしました。欲しいCDがあったからでした。

 まず最初に、ヤマハ銀座店に行ったら、生憎、その日は定休日でした。そこで、銀座4丁目の山野楽器に行ってみました。そしたら、ギャビ〜ンです。CDショップがなくなっていたのです。山野楽器の銀座ビルはもう何年も前から地下と1、2階は携帯電話auショップに「衣替え」したのは知っておりましたが、CDショップまで消えたとは…。お店の人に聞いたら、「2年前に閉店しました」とのこと。山野楽器お得意の楽器や楽譜等は以前と変わらず販売しておりますが、(何を隠そう。私は、ここで20年前にギターのマーチンDー28を購入したのでした!)もう売れなくなったのか、CDやDVDの類の販売はなくなってしまったのです。

 CDショップも全国の書店と全く同じです。本もCDも、多くの人がネット通販で買うようになったからでしょう。段々、店舗が減っています。私の住む最寄駅近くにあった、演歌中心のCDショップもいつの間にか、テレビ等でよく宣伝するセコハン(質店)ショップに変わってしまいました。

 私はかつて、山野楽器でCDをよく買ったものでした。会社から近かったので、昼休みにしばしば出掛けて行ったのです。2年前に閉店したとは…。ちょうど私が2年前に会社を退職し、銀座に足を運ばなくなった時期と重なります。道理で知らなかったはずです。

 私が購入しようと思ったCDは、ポール・マッカートニーの「キス・オン・ザ・ボトム」=写真=というアルバムです。今から14年前の2012年、ポールの70歳を記念して、ジャズのスタンダードのカバー曲が収められいます。私はマッカートニーのソロアルバムはほとんど持っておりますが、このアルバムは持っていませんでした。恐らく、当時、オリジナルではなく、カバー曲ということで関心を持たなかったからかもしれません。

 このアルバムの存在は、私がいつもお気に入りで毎週聴いているゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」(NHKーFM、土曜9時〜10時55分)でした。この番組は良いですよ。皆さんにもお勧めです。この番組では、このアルバムに収録されている「ゲット・ユアセルフ・アナザー・フール」という曲が掛かりましたが、ギターがあまりにも上手いので、誰かと思ったら、やはり、エリック・クラプトンでした(笑)。

YouTubeの功罪

 リアル店舗で買えなかったので、仕方がないので、ネット通販で買おうとしたら、もう古いアルバムのせいか、輸入盤しかなく、しかも送料を入れて3000円も4000円もするのです。

 「あの1曲をもう一回聴きたいだけなのになあ」と思って、YouTubeで検索したら、何と、この「キス・オン・ザ・ボトム」が「無料で」全曲聴けるではありませんか!しかも、このYouTubeのサイトは、ユニバーサルミュージック公認です。

 ははあ、CDショップが街から消える理由が分かりました。皆がネット通販で買うようになったからではなく、こうして、無料でYouTubeで聴けるようになったので、CDが売れなくなったのです!今のスマホは音声もクリアで、ステレオ・デッキと遜色なくなりましたからね。

 CDショップも書店も受難の時代です。フラッと立ち寄って、「掘り出し物」に偶然見つかるという千載一遇のチャンスは、もう無くなってしまうのでしょうか?

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