映画「木挽町のあだ討ち」は★★★

映画「木挽町のあだ討ち」keiryusai.net 雑感
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 久しぶりに劇場まで映画を観に行きました。調べてみたら、昨年9月9日に観た「遠い山なみの光」以来半年ぶりです。映画好きを自称していますから、こんなに間が空くのは初めてぐらいかもしれません。

 正直、「どうしても観たい」という映画になかなか巡り合えなかったからでした。いつぞやこのブログ(2023年3月16日)に書きましたが、アカデミー賞作品賞など7部門を受賞したハリウッド映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のつまらなさに憤慨して、途中で席を立ったことがありました。あれ以来、もうアカデミー賞自体が信じられなくなり、同時に米ハリウッド映画は余程のことがない限り、観る気がしなくなってしまいました。

 むしろ、邦画を好んで選んで観るようになりました。洋画を見るとしたら、米国製以外のフランス映画やフィンランド映画、イタリア映画、英国映画、ポーランド映画…ならお金を払って観る価値はあると思っていますが。

 さて、本日も好んで邦画を選んで観ました。今、盛んに宣伝しまくっている「木挽町のあだ討ち」(源孝志監督)です。かつて、映画業界人の方に「映画の宣伝費は、製作費の半分ぐらい掛けます」と聞いたことがあったので、その通りの感じでした。テレビでスポット広告を打ったり、出演者が、バラエティー番組や料理番組や占い番組などに出演し、「告知」広告したりしていましたから、かなり高額な宣伝費を掛けていたことが分かります。

 私もそんな宣伝に釣られたわけではありませんが、原作が、直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞した永井紗耶子著の同名小説であることと、歌舞伎が題材になっていること、そして、私のかつての職場が「木挽町」にあったことで身近に感じたことで観に行ったわけです。

時代劇ミステリー

 「時代劇ミステリー」と銘打っていますから、内容に触れるのは良くないので触れないことにしますが、よく出来た映画だと思いました。木挽町の歌舞伎の「森田座」は、この作品が描かれた時代にはなかったようですが(「河原崎座」に代行?)、現在でも「森田座跡」の看板は健在です。私も仕事の合間の昼休みに見に行ったことがあります。

 この森田座は、京都の東映撮影所で300人が座って観劇できる劇場を再現したらしく、かなり製作費を掛けていることが分かります。また、エンドロールを見ていたら、「ボランティアエキストラ」なる人が100人以上出てきて、CGではなく、本物の人間がエキストラとして出演していたことも分かりました。

 役者さんたちも、殺陣や歌舞伎の所作等、かなり苦労して会得したようで、自然そうに見えた演技はさすがだと思いました。

 ただ、主役級の俳優さんの中には台詞の棒読みに近い状況がちょっと気になってしまいました。誰かと書くと、気が引けるので、やめておきますが(苦笑)。

 「うまいなあ」と思ったのは、女方の二代目芳澤ほたるを演じた高橋和也です。この人、どなたかと思ったら、かつてジャニーズの男闘呼組(おとこぐみ)のメンバーだった高橋一也さんだったんですね。事務所から解雇されて相当苦労して芸能界に復帰した人らしいですが、映画よりも彼の苦労話の方に興味を持ってしまいました。

 ということで、映画の中身にほとんど触れませんでしたが、美濃の遠山藩士の父親を殺された少年遺児による仇討ちの話です。同じく歌舞伎を題材に扱い、興収が200億円を突破した「国宝」には及びませんが、ヒット作品になると思いました。

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