昨日は、渓流斎ブログにコメントを投稿するとエラー表示が出て投稿できないAさんのお悩みに対して、快刀乱麻のように解決してくださったITコンサルタントのMさんのことを書きました。
実は、このMさんとは、あるプロジェクトで、今でもお世話になっておりますが、この話は置いといてはっきりと告白させて頂きますと、大変、大変、厳しい方で、私のブログのレベルが水準以下なので致し方ないのですが、本当に、心臓の鼓動が止まるほどけちょんけちょんに批評されます。最初の頃は、めげにめげて、メンタルの不調にまで陥ってしまいましたが、いわゆる老化というか、それ以上の現象で、神経と精神が摩耗してくれて、不調になることは少なくなりましたが…(苦笑)。
あのMさんが大絶賛
そしたら、あの厳しいと大評判のMさんが、どうしたわけか、大変絶賛して、大賛辞のお言葉までくださっているのです。しかし、よくよく読むと、それは私のブログについてではなく、いつぞやこのブログで御紹介したエコノミストの曽我純氏のブログでした。
少し厳しい事を書いてしまいましたので、ポジティブな事についてもお知らせします。
曽我純さんについての記事は、どの様な人なのか説明され、曽我純さんが発行されている週刊マーケットレターの内容の簡単な紹介は、読んだ人が興味を持ったり、参考になる可能性があります。
曽我さんのマーケットレターの内容の紹介は、本の紹介とほぼ同じ手法ですが、本の場合は、一般に広く知られている場合が多く、ネット上にもその本についての情報が少なからずあることが多いです。一方、曽我さんのマーケットレターやご本人の情報に関しては、「曽我純」で検索してもご本人に関連するサイトの情報以外は、現状ほとんど存在しないように思います。そのようなネット上に多くの情報がない場合には、(あまり知られていない人物と作品の)紹介記事も有用性が高くなります。
曽我さんのマーケットレターの記事をいくつか読みましたが、素晴らしいと思いました。渓流斎さんが紹介してくださらなければ出合えない情報であり、私にとってはとても有用性が高かったです。有難う御座いました。
もうMさんとは2年ぐらいのお付き合いですが、こんなに褒められたのは初めてです(笑)。天にも昇る気持ちとはこのこと、と言いたいところですが、よくよく読めば、何と言っても曽我純氏の記事の素晴らしさを称賛している内容でした。
曽我純氏の「週刊マーケットレター」
そこで、最近の曽我氏のマーケットレターを探すと「1980年代の税制を復活させれば消費税は不要」という記事がありました。タイトルにこの記事の内容と結論が表れていますが、その部分だけを引用させて頂きますと、以下の通りです。
2024年度の所得税は20.1兆円だが、過去最高は1991年度の26.7兆円であり、法人税の過去最高は1989年度の18.9兆円と2024年度(18.0兆円)をやや上回る。2024年度の名目GDPは1989年度の1.48倍だが、1989年度ころの税制に基づけば、所得税は39.5兆円、法人税は28.0兆円、合計67.5兆円となり、酒税、揮発油税、関税、印紙など7兆円を加えると税収は74.5兆円となり、2024年度の税収73.4兆円を上回る。
消費税を廃止しても現状程度の税収を得ることは可能なのである。直ちにはできないけれども時間を掛ければ、可能なはずだ。1974年までは所得税+住民税の最高税率は93%だった。1987年にはそれが88%、さらに1994には65%へと大幅に引き下げられた。1998年、最高税率50%へと一段押し下げられたが、1989年に3%の消費税が導入され、97年5%、2014年8%、2019年10%まで引き上げられた。
私が引用した部分だけでは語弊があるかもしれないので、皆さんには是非、全体をお読みになって頂きたいのですが、いずれにせよ、「1980年代の税制を復活させれば消費税は不要」という結論は変わりありません。
7月の参院選が楽しみ
来月7月には参院選があります。昨今の物価高で庶民が苦しんでいる中、自民党は国民一人当たり2万円のバラマキを公約しましたが、他の野党は例外なく、1年間の期限付きでも消費減税を公約に掲げています。
もし、この曾我氏の「1980年代の税制を復活させれば消費税は不要」という理論が正しければ、自民党は、消費税原理主義の財務官僚の尻馬に乗っているだけということになります。税制を真剣に勉強している自民党員はそう多くないと聞いたことがあります。
私は、今度の参院選に当たって、曽我氏の理論を大いに参考して、候補者を選びたいと思っております。
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