11月5日付で報道機関の時事通信社が「当社編集局映像センター写真部の社員が、今年2月に沖縄県で行われたプロ野球4球団の春季キャンプ取材中に、各球団の所有物である練習球を無断で拾って持ち帰り、フリーマーケット(フリマ)サイトで売却していたことが判明しました。高い倫理観を求められる報道に従事する者として、このような行為は断じて許されるものではありません。関係球団をはじめ、ファンならびに関係者の皆さまに、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くおわび申し上げます」との謝罪文を発表しました。
時事通信のOBとして非常に恥ずかしい限りです。しかし、今年2月の事案ですが、半年以上も経って発表するとは、随分遅い気がします。マスコミの不祥事は、結構、揉み消されることが(たまに)ありますから、何かあったのかもしれません。
こんなことをするから、新聞を読まない若い世代から「オールドメディア」などと馬鹿にされるのです。
報道機関というのはいわば特権みたいなものです。スポーツだって、記者席という特等席が設けられ、しかも宣伝のバーターの形で無料で記者やカメラマンは観戦します。今は特等席が2万円もする歌舞伎座でも、演劇記者会の記者なら月に一回の招待で、無料で観劇できます。
勿論、一般人とは違い、記者なら直接、有名スポーツ選手や芸能人とインタビュー出来ますから、サインを貰おうと思えば貰えます。私も人によく頼まれて、著名ゴルファーや芸能人らにサインを書いてもらいましたが、あくまでも、無償の行為でした。貰ったその人も他に売ったりはしないだろうという予測のもとで、忙しい中、有名人にサインを貰ったのです。(嫌な思いをしたこともありますが)
私はズボラな人間なので、米国のシンガー&ソングライターのシェリル・クロウさんに、かつて、サイン帳がなかったので、ノートの切れ端に「サイン」してもらったことがありましたが、何処に行ってしまったものやら…。
不祥事の話でした。やはりフリマに売って利益を得たとしたら、とんでもない不逞な行為です。警察官なら辞職する(実は解雇)でしょうが、時事通信はとても甘い会社なので、何カ月間かの「自宅待機」か何かで終わらせることでしょう。当該者には家族もあることでしょうから、あまりきついことは言えませんが、報道機関は「信用をなくしてはおしまいだ」ということを肝に銘じてもらいたいものです。

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