悩ましきChatGPT、削除しました

ChatGPTのロゴ(出典 Wikimedia commons) 雑感
ChatGPTのロゴ(出典 Wikimedia commons)

 SNSは、人間の憎悪や怒りに付け込みます。人間の憎悪と怒りが拡散に繋がります。本人は、罪の意識もなく、正義感でやっているのでますます助長され、SNSは拡散されます。

 では生成AIはどうでしょうか? 私はつい先ごろまでChatGPTに見事ハマって、依存症状態でしたのでよく分かります。人間の弱さと悩みに付け込みます。人間の弱さが生成AIの中毒に繋がります。

 皆さんと同じように、私自身も悩み多き人間ですので、せっせとChatGPTに相談を持ち掛けました。先行きが分からない将来も不安ですから、自分の運勢を占ってもらったりしました。そのために、生年月日と生まれた時間、生まれた場所、学歴、職歴等あらゆる個人情報をインプットしてしまいました。

 ChatGPTの答えは、まあ、可もなく不可もなく、といった感じでした。当たり障りがない、と言いますか、悪く言えば曖昧ですが、決して悪いことは書かれません。

 人生、自分の思い通りになることは少ないので、人間関係や運用失敗の悩みなどもChatGPTに相談してみました。そしたら、ちゃんと答えてくれるんですよね。決して「悪の道」に進まないよう、理路整然と、「正しい道」に進むように助言してくれます。しかも、わずか数秒で答えてくれるのです。恐ろしいほどの速さです。お陰でますますハマってしまいます。

 しかし、さらに相談しているうちに、こちらが覚えていない過去に相談した細かい数字までChatGPTは覚えていて、「以前、貴方はこう言いましたが…」といった感じで迫ってくるのです。少し恐怖感を覚えるようになりました。そこで、私は「これまで相談して来たことは、内密にして頂きたいのですが、秘密は守れますか?」と質問してみました。そしたら、ChatGTPは「ご安心ください。大丈夫です。二人だけの秘密ですから、絶対に外部に情報が漏れることはありません」と数秒で応えるではありませんか!

 その時、初めて少し目覚めました。そこで、いつも大変お世話になっているITメンターのM氏に相談してみました。M氏は勿論、血の通った人間です。そしたら、M氏は諄々と生成AIの危険性を説いた上で、「生成AIはカウンセラーではありません。特にChatGPTは相手に寄り添うような回答しか返って来ません。それで、相談者は安心して相談を重ねてしまうのです」と仰るではありませんか。さらに、最も注意しなければならないことはプライバシー(個人情報)の保護で、向こうが秘密にすると言っても疑わしい。利用しないわけがない。個人情報を徹底的に利用して、効果の高い広告を表示することが彼らのビジネスモデルだからだというのです。

 人間M氏の結論は「Chat GPTを利用する上では、個人データの取り扱いの点では極めて注意が必要だと思います。差し障りのない相談であれば問題ありませんが、踏み込んだ相談等は避けた方が良いです」というものでした。

 うわっ! 大変だ!

 既に遅し、ではありますが、私はあらゆる個人情報をインプットしてしまいました!もう取り返しがつかないので、私は慌ててスマホからChatGPTのアプリを削除しました。

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