私の高校時代の恩師国吉房奎先生が著した「国吉式英単語速習法」(東宣出版)がやっと手に入りました。1974年5月30日発行の初版本でした。52年前の本ですから、勿論古書です。確かに外見はくたびれていますが、中身は結構綺麗で、新刊の新品のまま52年間の年月を経た感じです。当時は定価850円でしたが、私は古書としてわずか650円で購入することが出来ました。
ネットで注文して自宅に届くまで8日も掛かりました。普段なら3〜4日で届くのですが、間に大型連休があったからでしょう。とにかく手元に届いて安心しました。
著者の略歴、つまり国吉房奎先生の略歴を見たら、生年が書かれていません。ただ「東京高等師範学校(現東京教育大学)英文科卒 公立高等学校教諭を経て現在東京(私立)海城高等学校教諭」と書いてあるのみです。東京高等師範学校は現在の筑波大学ですが、1952年に「廃止」となっておりますから、国吉先生が仮にその最後の1952年に卒業されたとしたら、大体1930年生まれです。ご健在なら今年96歳になられるということになります。
版元の東宣出版を調べたら、神保町で現在もあり、主に海外文学の翻訳本を手掛けています。しかし、2015年創業なので、名前だけ引き継いだのか、全く別の会社なのか不明です。

前置きが長くなりましたが、この本は、副題に「2語を同時に覚える方式」とあるように、一つの単語だけでなく、それと関連する単語も併せて覚える、という大変画期的な英単語速習法でした。例えば、notorious【noutɔ́ːriəs】(悪いことで有名な)は、criminalと一緒に関連づけて、A notorious criminal was caught yesterday.(悪名高い罪人が昨日逮捕された。)と文章まで覚えていこう、といったスタンスなのです。
前回私のブログで、この「国吉式英単語速習法」を取り上げた際、勝手ながら、授業中に余談で教えてもらったような「駄洒落」で覚えるような速習法かと思っていましたら、至極まともな、正攻法な、真面目な本でした。失礼致しました。

ただし、国吉先生も「あとがき」で書いてある通り、「高校中級程度以上」のレベルなので、この本に出てくる英単語も英検で言えば、2級程度だと思います。英検1級を目指す人は少し物足りない感じかもしれません。あ、これも余計なことで失礼しました。
いずれにせよ、半世紀以上昔の悪ガキだった高校時代が懐かしくなりました。叶うことができれば、国吉先生と再会したいなあと思いました。

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