施設からアパートに引っ越した旧友のこと

名鉄線名古屋駅(本文とは関係ありません)(出典 Wikimedia commons) 雑感
名鉄線名古屋駅(本文とは関係ありません)(出典 Wikimedia commons)

 名古屋にお住まいの私の学生時代から旧い友人T君から先日、約2カ月ぶりにメールがありました。その間、音信不通状態が続いていたので、「どうしたものか」と少し心配していたのですが、何と、その前日にまた、市内のアパートに引っ越ししたというのです。

 88歳で亡くなった葛飾北斎は、生涯93回も引っ越したそうですが、彼はこれで40回目です。まだ少ない方かも知れませんが、一般的にはかなり多いですね。私は16回ぐらい引っ越ししていますが。

 わずか3カ月間だったとはいえ、旧友がそれまで住んでいたのは、3食昼寝付きの高齢者施設でした。でも、彼は料理が大変得意で、いや得意というより、プロ並みで、高級懐石料理まで作ってしまいます。私もご相伴に預かったことがあります。味は、グルメの私が保証します。だから、そんな彼が、いくら高齢になったとはいえ、食事付きの施設に入居してしまうことは大変意外だったのでした。

拒絶反応か?

 そしたら、わずか3カ月での退去です。施設のスタッフは大変親切で、細かく配慮が行き届き、同じ入居者も感じが良く、何ら問題も不足もなかったといいます。彼が、施設を退去することを決めた最大の理由は「食事がノドを通らなくなったから」だというのです。

 伝聞なので、推定でしかものが言えませんが、恐らく、これまで彼が熱心に自分で食材を選んで調理してきた料理と、施設の料理とでは、口が合わなかったからなのでしょう。これまた推測ではありますが、施設の食事は、その経費を削減するために、亜硝酸ナトリウムやアセスファムKなど添加物の多い安い具材や調味料、それに今、盛んに問題になっている有害なホルムアルデヒドに漬けられて輸入された安い白菜とか使っていたのかも知れません。

 断定は出来ませんが、旧友はこれまで何十年もオーガニックなど食材には注意して使って来たので、添加物まみれの食材の料理は、身体で拒絶反応が起きたのかも知れません。まさに「食事がノドを通らなくなった」ということは、そういうことを意味するのでしょう。

食糧安保の問題

 要するに、食糧安保(安全保障)の問題ですよ!

 料理は、認知症防止に効果覿面と言われてますから、私も久しぶりに彼に電話して「引っ越しが出来て良かったじゃないか。自分で料理も出来るし。おめでとう」と伝えておきました。

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