国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティーノ会長が7月28日に急に、ワールドカップ(W杯)などの商業活動を担う新会社を設立し、株式の売却計画を発表したところ、欧州サッカー連盟(UEFA)などが30日、「W杯は売り物ではない」と猛反発し、加盟55協会によるW杯ボイコットを全会一致で決定した大事件は、その後どうなったのか?と思ったら、インファンティーノ会長は「看過できないほどの分断を生み出してしまった」として計画の中止・撤回をしていたんですね(7月31日=いずれも欧州時間)。
家で新聞一紙しか取っていないと、駄目ですね。テレビでもこの問題はあまり取り上げられず、この重大事件の顛末をフォロー出来ていませんでした。
この大事件について、比較的詳しく報道していたのは日経ぐらいでした。何が問題なのか?何で、そこまでUEFAなど世界各国の連盟が反発したのか?詳細に報じていたからです。
別にW杯自体は興行ですから、専門の運営会社でも作って商業活動を行うことはとんでもない話ではなく、まあ一つの案として考えられないことはない話でありました。しかし、その内実を見ると、新会社を設立して株式の最大約2割を民間投資家に売却して最大42億ドル(約6600億円)を調達する計画で、その売却先の最大の候補が「スライブ・キャピタル」という投資会社だったことが分かったからでした。この会社は、ユダヤ系のトランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏(45)の実弟ジョシュア・クシュナー氏(41)の投資会社だったのです。えっ?まだ41歳とは!
この計画が実行されると、あからさまな米国大統領という権限を利用した我田引水的なファミリービジネスとなります。トランプ大統領とインファンティーノ会長は「二人で一度も協議したこともない」と関与を全面的に否定しましたが、そう言われてもねえ…。中国の故事で言わせれば、「李下に冠を正さず」ですよ。UEFAの適切な判断と危機感とボイコット宣言は大正解でした!
インファンティーノ会長は辞任すべき
インファンティーノ会長は昨年11月、トランプ大統領に「FIFA平和賞」なる平和を讃える賞を授与しましたが、翌年になってヴェネズエラ侵攻や、宣戦布告なしのイラン戦争を始めた最高権力者に平和賞とはブラックジョークになってしまいました。
また、先のW杯北中米大会では、インファンティーノ会長はトランプ大統領による抗議で、米国選手のレッドカードの判定を覆してしまう(執行猶予)歴史的大失態まで演じています。
インファンティーノ氏は会長就任10年目、就任時、約2億6000万円だった年収は10年で約9億6000万円と4倍に跳ね上がりましたが、新会社が設立されたとしたら、そのトップに就任し、その報酬は年間約101億円になる、と英紙タイムズは報じていました。
イタリアとスイスの二重国籍を持つ弁護士出身のジャンニ・インファンティーノ氏(56)は2031年までFIFA会長の任期があるらしいですが、その前に馘首するか、出来なければ辞任するべきではないでしょうか。悪辣な56歳のジャンニ君、もう一生使えないほど稼いだでしょ?
You can’t take it with you!

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