歴史

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帝国軍人将校の戦後の身の処し方

8月にNHKで放送された「昭和の選択 敗戦国日本の決断 マッカーサー『直接軍政』の危機」の中で、「緑十字機」の話が登場していました。日本がポツダム宣言を受諾した終戦直後の8月19日、米軍の命令により、参謀次長河辺虎四郎中将を代表とする日本の...
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東京ローズとは何者なのか?

NHK「映像の世紀バタフライエフェクト」の「太平洋戦争 日米プロパガンダ戦」を見ました。 1941年12月8日の日米開戦以降、日本、米国、いずれもお互いに相手敵国の残虐性や野蛮性を強調して、戦意高揚を目的に作られたプロパガンダ放送を見せつけ...
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「三布告」を白紙に戻した日本人

いつぞや、この渓流斎ブログで、今最も脂が乗り切っている有名な歴史家、磯田道史氏のことを「自己顕示欲の強い人」なぞと書いてしまいましたが、少し反省しなければならないかな、と思うようになりました。 上の記事で書いた通り、磯田氏が「自己顕示欲が強...
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開戦決定者の中に国民が選んだ政治家は一人もいなかった

日本の8月といえば、やはり、先の大戦を振り返る月となります。「先の大戦」と言っても、終戦から79年の歳月を経過したため、今や戦後生まれが全人口の87%を占めています。実際に、戦争を体験した世代は全体の2割も満たず、記憶が風化していく懸念さえ...
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第60回諜報研究会「占領・冷戦期の知識人・ジャーナリストの行動規制」

7月6日(土)、酷暑とその後、激しい雷雨の中、東京・早稲田大学で開催された第60回諜報研究会に参加して来ました。対面とオンラインのハイブリッド方式でしたが、会場に参加されたのはわずか数人と寂しい限りでした。M君も参加すると言ってたのになあ~...
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「歴史人」6月号の読者プレゼントに当選しました

当選品は「戦国武将名鑑」クリアファイル あんりまあ、です。またまた月刊誌「歴史人」の読者プレゼントに当選してしまいました。もう忘れかけていたのですが、6月号のプレゼント「戦国武将名鑑」クリアファイルが当選したのでした。 このブログに何度も書...
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歌川広重はシュルレアリストだった?

先日、NHKで放送された「歴史探偵 江戸の大ヒットメーカー 歌川広重」は面白かったなあ。 「コペルニクス的転回」と言えば大袈裟ですが、「え~、そうだったのお~!?」と思わず叫びたくなる場面が続出したからです。 まず、歌川広重(1797~18...
書評

柏原光太郎著「東京いい店 はやる店」を読み始めました

物足りないなあ 先日、久しぶりに有楽町の大型書店に行って、本を何冊か買い込んで来ました。やはり、「リアル店舗」は良いですね。会計の際、お店の人に「つぶさないで続けてくださいね」と御願いしておきました。今は、その時購入した本の中の一冊、柏原光...
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森コンツェルンの総帥森矗昶のこと

森コンツェルンといえば、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど都心の超一等地を開発した大手デベロッパーである森ビルのことを指すと思う人が大半だと思われます。 でも、少なくとも昭和時代までは、森コンツェルンといえば、昭和電工などを創業した森矗昶(もり...
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島原の乱と総大将板倉重昌の宝珠稲荷神社

会社の昼休み、時間があればほぼ欠かさず毎日のようにお参りしているのが、東銀座の出版社マガジンハウスの真横にある宝珠稲荷神社です。年を重ねると達観するので、人生上の悩みが消えるのかと思っていましたが、益々増えるばかりです。同時に年を重ねると信...