書評

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年賀状、あっという間に完成!

ここ十数年、年賀状は毎年、東京・新橋の駅前ビル内にあるチケット・ショップで裏が印刷されている「絵付き年賀状」を購入していました。今年もそうしようと、11月初め、あるショップに電話してみました。わざわざ電車賃をかけて出掛けるので「まだです」と...
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村上春樹著「街とその不確かな壁」を読む

昨年大いに話題になった村上春樹著「街とその不確かな壁」(新潮社)がやっと図書館から手に入ったので、読みました。2023年4月10日初版となっておりますから、1年半待ったことになります。でも、図書館からメールで連絡があった時、「あれっ?何の本...
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仏軍事顧問ブリュネの物語

佐藤賢一著「ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ」(文春文庫、2017年12月10日初版)をやっと読み終えました。 何でこの本を読んだかと言いますと、自分のライフワークを日仏交流史の研究に絞ることにして、特に関係の深かった幕末の軍事顧問のジュー...
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ノンフィクション作家斎藤充功氏、2冊も新刊発行する予定

「渓流斎さんは、最近吞んだくれてますね」と言われそうですが、はい、昨晩も、そうでした。ただし、もう懲りたので、前後不覚になるまでは吞みません。それに、お店側も占めた者で、ちゃっかり時間制限まで設けております。昨晩は、東京・赤羽の有名店「まる...
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人気者、春風亭一之輔が登場

こりゃあ、いい!初めて落語の歴史と亭号・家号の由来が分かりました 本屋さんに行ったら、たまたま、「春風亭一之輔の江戸落語入門」(NHK出版、1320円)を見つけました。目下、NHKのEテレで放送中の「趣味どきっ!」のテキストらしいのですが、...
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禅はもともと中国思想だった

相変わらず、武山廣道監修「くり返し読みたい禅語」(リベラル社)を読んでおります。知らなかったことが多く、新鮮な驚きでもって熟読しています。 例えば、「挨拶」が禅語だということを知りませんでしたね。「挨」とは「押す」、「拶」とは「迫る」を意味...
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ヒト、モノに執着するな

返信がない 個人的に、今秋は人生の一大転換期であるので、数少ない親しい友人たちに「御挨拶」のメールを差し上げました。そしたら、返信がないんですよね。1人や2人だったら、まあ、たまたま、とか偶然とかで納得できるのですが、それが4人も5人も、と...
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無頼派素浪人の一生

愚生は10月1日からどこの組織にも属さないフリーランスになることから、畏友栗原氏から「是非」と薦められた本がありました。高橋三千綱著「素浪人心得」(講談社)という本です。2010年1月26日初版ということですから、もう15年近く前に出版され...
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投資撤退のすすめ

森永卓郎著「投資依存症」(三五館シンシャ、2024年9月16日初版)を読了しました。個人的には異様に面白くて、わざわざ購入して、こうしてブログに取り上げることにしたのですが、古い友人からは、「趣味領域の違う読書感想文を読む気力もあまりありま...
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臣籍降下した11宮家51人

「歴史人」2024年10月号の特集「天皇と皇室の日本史」は大いに勉強になりました。 日本の歴史=天皇の歴史、と言い換えてもいいぐらいですから、日本史を知るには「天皇史」が欠かせません。ただ、戦国時代から江戸時代にかけては、天皇の権力は失墜し...