書評

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「ゾルゲ事件 80年目の真実」で私は転向しました

名越健郎著「ゾルゲ事件 80年目の真実」(文春新書)を読了して深く深く考えさせられました。この本は、機密解除資料を元にして書かれたミハイル・アレクセーエフ「あなたのラムゼイ」「あなたの忠実なラムゼイ」とアンドレイ・フェシュンの「ゾルゲ事件 ...
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名越健郎著「ゾルゲ事件 80年目の真実」を読み始めました

11月20日に発売されたばかりの名越健郎著「ゾルゲ事件 80年目の真実」(文春新書)を読み始めました。まだ前半の途中ですが、最先端の研究成果が網羅され、恐らく現在手に入る、約200冊と言われるゾルゲ事件関連本の中で、最も整理された良くまとま...
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司修著「孫文の机」を読了

10年前に解散した「おつな寿司セミナー」 明日11月18日(月)、ちょうど10年前に解散した「おつな寿司セミナー」の皆さんが小生の慰労会を兼ねて集まってくださることになりました。どなたがいらっしゃるのか、トップシークレット扱いなので分かりま...
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年賀状、あっという間に完成!

ここ十数年、年賀状は毎年、東京・新橋の駅前ビル内にあるチケット・ショップで裏が印刷されている「絵付き年賀状」を購入していました。今年もそうしようと、11月初め、あるショップに電話してみました。わざわざ電車賃をかけて出掛けるので「まだです」と...
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村上春樹著「街とその不確かな壁」を読む

昨年大いに話題になった村上春樹著「街とその不確かな壁」(新潮社)がやっと図書館から手に入ったので、読みました。2023年4月10日初版となっておりますから、1年半待ったことになります。でも、図書館からメールで連絡があった時、「あれっ?何の本...
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仏軍事顧問ブリュネの物語

佐藤賢一著「ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ」(文春文庫、2017年12月10日初版)をやっと読み終えました。 何でこの本を読んだかと言いますと、自分のライフワークを日仏交流史の研究に絞ることにして、特に関係の深かった幕末の軍事顧問のジュー...
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ノンフィクション作家斎藤充功氏、2冊も新刊発行する予定

「渓流斎さんは、最近吞んだくれてますね」と言われそうですが、はい、昨晩も、そうでした。ただし、もう懲りたので、前後不覚になるまでは吞みません。それに、お店側も占めた者で、ちゃっかり時間制限まで設けております。昨晩は、東京・赤羽の有名店「まる...
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人気者、春風亭一之輔が登場

こりゃあ、いい!初めて落語の歴史と亭号・家号の由来が分かりました 本屋さんに行ったら、たまたま、「春風亭一之輔の江戸落語入門」(NHK出版、1320円)を見つけました。目下、NHKのEテレで放送中の「趣味どきっ!」のテキストらしいのですが、...
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禅はもともと中国思想だった

相変わらず、武山廣道監修「くり返し読みたい禅語」(リベラル社)を読んでおります。知らなかったことが多く、新鮮な驚きでもって熟読しています。 例えば、「挨拶」が禅語だということを知りませんでしたね。「挨」とは「押す」、「拶」とは「迫る」を意味...
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ヒト、モノに執着するな

返信がない 個人的に、今秋は人生の一大転換期であるので、数少ない親しい友人たちに「御挨拶」のメールを差し上げました。そしたら、返信がないんですよね。1人や2人だったら、まあ、たまたま、とか偶然とかで納得できるのですが、それが4人も5人も、と...