写真は、昨晩2025年3月13日夜9時15分時点での《渓流斎日乗》のアクセス数です。これらアクセス数は、普段、皆さんには御覧いただけませんが、管理人である私だけが見られることになっています(恐らく)。
御覧のように、この渓流斎ブログの一つの記事の全体アクセス数は、普段は大体「20」~「30」です。恐らく、その数が「固定読者」だと想像されます。しかしながら、御覧ください。3月6日の「磯田道史著『日本史を暴く』を読む」という記事だけが、「598」と突出して多いのです。「橋本屋」の記事も「177」もあります! どうしちゃったんでしょうかねぇ~???
考えられることは、スター学者である磯田氏のファンが世の中に異様に多くて、「渓流斎の野郎がまたトンデモねえこと書きやがっている」という噂が広がって、ミイラ取りがミイラになるように(表現が不適切)、読者が広がっていったのではないかと想像できます。
《渓流斎日乗》は、日本政府と警察公安当局の許可もなく、勝手放題というより、1612年の禁教令以来、隠れキリシタンのように身を潜めるようにして淡々と配信し、宣伝もしてませんから、知る人ぞ知る「選ばれし人」しか、アクセスしていないはずだからです。
となると、偶然、検索でたまたま引っ掛かったに過ぎないことでしょう。そこで、ネット上に登場するインフルエンサーのことを考えてしまいました。いわゆるオールドメディアには登場しなくても、SNSで盛んに発信する方々です。例えば、若者に大人気のホリエモン(最近、100億円の自己資産があると告白した人)とか2チャンネル開設者のひろゆきさんとか、シニア層に人気の大昭和製紙元会長の井川意高氏とかです。小生も先日このブログで取り上げた経済学者の成田悠輔氏もそうかもしれません。彼らはネット情報と親和性がある、と断言していいでしょう(ただし、私自身はアクセスしないので彼らの発言の内容は詳らかではありませんが)。
しかし、お堅い歴史学者の磯田道史氏がネット情報と親和性があったとは全く想像できませんでした。今や、もう、お買い物から学問の世界に至るまで、ネットなしには社会が成立しないということなんでしょうね。
オンラインカジノで1.2兆円
だから、昨日のニュースで一番驚いたのは、警察庁によるオンラインカジノの実態の初調査です。私は、令和ロマンの高比良くるま(30)さんが事情聴取された事件で初めてオンラインカジノなる存在を知ったのですが、国内の利用者が約337万人、賭け総額が年間1兆2423億円にも上るといいますから驚きました。そんなお金あれば、能登半島地震や大船渡市の山火事の御見舞金にするべきだと私なんか思いますが、これが悲しい現実です。人間弱い動物ですから、超真面目な良識ある人間でも簡単にギャンブル依存症になります。私も30代の時にパチスロにハマってしまい、ギャンブル依存症を自覚したことがあります。お蔭さまでキッパリやめることが出来て、今ではパチンコ屋の店先を通るだけで吐き気がするぐらいですから、再発もしないと思います。
嗚呼、それなのに、何故、日本政府は、大阪万博の跡地にカジノを含めた統合型リゾート施設(IR)を2030年秋に開業させるのでしょうか。私は断言してもいいですが、絶対にまたギャンブル依存症が社会問題になることは分かりきっています。そのせいか、大阪万博の前売券がさっぱり売れておらず、国民はシラケきっているじゃありませんか。
私はインフルエンサーではなくインフルエンザなので(親父ギャグ)、影響力ありませんけど、ギャンブル依存症の怖さは多くの皆さんにも自覚してほしいと思っております。ギャンブルは胴元だけが儲かるシステムになっています。「人間やめますか? ギャンブルやめますか?」です。
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