歴史

書評

鶴見太郎著「ユダヤ人の歴史」を再読終了しました

目下、話題沸騰の鶴見太郎著「ユダヤ人の歴史」(中公新書)を読了しました。実は、1回読んだだけではよく分からなかったので、2回読みました。3回目? いや、もういいでしょう。 読みずらかった理由は、固有名詞が、いわゆる新聞協会の用字・用語ではな...
歴史

それでも貴方は参政党に投票するのですか?

世間の皆さまにとってはどうでも良い話ですが、小生、本日7月18日、誕生日を迎えることが出来ました。中途半端な年齢なので、何歳になったのかは省略しますが、どうも誕生日が近づくと、何歳になってもソワソワするといいますか、落ち着かない日々が続きま...
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「結局は米日インテリジェンス体制への屈服か―戦後80年の日本の反体制運動」第68回諜報研究会

7月12日(土)、東京・早稲田大学で開催された第68回諜報研究会に参加して来ました。その前に、買ったばかりの自宅のプリンタが不調で、事前にこのセミナーの資料をプリントアウトしようとしたら、動かないのです。よく見たら、プリンタに「ファームウエ...
歴史

炎天下、蔦屋重三郎の「耕書堂」跡地を訪ねて(下)

(昨日のつづき) そもそも、今回の日本橋歴史散歩が敢行されたのは、エコノミストの曽我さんから「皆さん御一緒に、何処かでランチしませんか」というお誘いがあったことがきっかけでした。どうせランチするなら、何処か歴史散歩を兼ねて行きますか、という...
歴史

炎天下、蔦屋重三郎の「耕書堂」跡を訪ねて(上)

7月9日(水)、熱中症警戒アラートが高らかに鳴り響く中、何が哀しいのか、高齢者4人が東京・日本橋の歴史散歩を敢行しました。この散歩を企画した私は、参加者一人でも熱中症患者を出したら大変なので、なるべく日陰を歩き、なるべく冷房の効いた建物内に...
書評

古代のイスラエルとイランは「友好的」だった?

ついに「中東戦争」が勃発してしまいました。トランプ政権の米国までもが国際法に違反して参戦して、イランの核施設3カ所を空爆しました(6月21日)。本日(6月24日)の最新ニュースでは、「イスラエルとイランが完全なる停戦合意に達した」(トランプ...
書評

涙なしには読めません 斎藤充功著「消された外交官 宮川舩夫」

久しぶりに感動的な名作に巡り合いました。ノンフィクション作家斎藤充功著「消された外交官 宮川舩夫(みやかわ・ふなお)」(小学館新書、2025年6月7日初版)という本です。拙ブログを長年お読みの方でしたら、お分かりだと思いますが、著者の斎藤充...
歴史

現代にも多大な影響を与える聖書にまつわる話

パレスチナ自治区ガザの食糧配給所への空爆や銃撃で多数の死傷者が出ているという報道に接する度、心を痛め、非人道的行為を憚らないイスラエル・ネタニヤフ政権を非難したくなります。こういうことを書けば、直ぐに反ユダヤ主義のレッテルを貼られ、米ハーバ...
書評

秘密組織の実体に迫る 岸俊光著「内調 内閣情報機構に見る日本型インテリジェンス」

岸俊光著「内調 内閣情報機構に見る日本型インテリジェンス」(ちくま新書、2025年4月10日初版)をやっと読了出来ました。戦前戦後の内閣情報機構の通史で、対象期間は、第一次世界大戦のパリ講和会議が開かれた1919年から、日中国交正常化が成立...
歴史

斉藤勝久著「占領期日本 三つの闇」を読んで

4月19日の第65回諜報研究会で「占領期最大の恐怖・公職追放――市川房枝も石橋湛山もパージ」というテーマで報告されたジャーナリストの斉藤勝久氏の著書「占領期日本 三つの闇」(幻冬舎新書)を遅ればせながら、やっと読了しました。三つの闇とは、①...