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人類を破滅させないため読むべき本 ユヴァル・ノア・ハラリ著「ネクサス 情報の人類史」を読了

いやはや、すっげー本をやっと読破できました。ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳「ネクサス 情報の人類史」上下(河出書房新社、2025年3月20日初版)のことです。2020年代に読んだ本のベストワン 上下巻(4400円)合わせて500ページ...
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書評するのが難しいユヴァル・ノア・ハラリの最新作「ネクサス 情報の人類史」

世界的大ベストセラー「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリの最新作「ネクサス 情報の人類史」(河出書房新社)の翻訳版(柴田裕之訳)が発売されたという新聞広告を見て、内容もタイトルもよく確かめずに発売日の3月8日に書店に走って買い求めまし...
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磯田道史著「日本史を暴く」を読む

風邪を引いてしまい、丸2日間、寝込んでしまいました。馬鹿じゃなかったんですねえ(笑)。 微熱と軽い咳という軽症でしたが、酷い悪寒に襲われ、ブルブル震えておりました。体力が衰えるのは仕方がないにせよ、気力が低下してしまい、何もやる気が起こらず...
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「3か月でマスターする江戸時代」はテレビより本の方が詳しい

Eテレで、今年(2025年)1月8日から放送開始した「3か月でマスターする江戸時代」という番組を見ています。「3か月」ですから3月26日の第12回分まで続きます。本日2月12日放送分は第6回(なぜ立て続けに「改革」した?①徳川吉宗~田沼意次...
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牧久著「成田の乱 戸村一作の13年戦争」を読了しました

牧久著「成田の乱 戸村一作の13年戦争」(日本経済新聞出版、2025年1月17日初版)を読了しました。少し時間が掛かったのは、農民を中心にした成田国際空港建設の反対同盟に参加した「過激派」とも「新左翼」とも呼ばれた学生連盟の派閥の知識がほと...
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牧久著「成田の乱 戸村一作の13年戦争」を読み始めています

数日前から牧久著「成田の乱 戸村一作の13年戦争」(日本経済新聞出版、2025年1月17日初版)を読み始めております。著者の牧さんは、「1941年(昭和16年)大分県生まれ」と公表されていますから、既に傘寿は過ぎ、米寿に近づこうとしています...
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山東京伝「江戸生艶気樺焼」を初めて読みました

先日、今年のNHK大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎を特集していた「歴史人」(ABCアーク)2月号を購入し、蔦重に関してはかなりのことが分かったので、「も、い、か」と思ったのですが、逆に興味に拍車が掛かり、「蔦屋重三郎が生んだ『出版文化』」を特...
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歴史の教科書では習わない「”裏面史”から正史を読み解く本当の幕末維新」

先月、出版社の大洋図書から「”裏面史”から正史を読み解く本当の幕末維新」(2025年2月1日発行)なるムックが自宅に送られて来ました。  あれっ? 本屋さんで平積みになっていた本で面白そうな本でしたので、購入しようかと思っていた本でした。そ...
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CIAの対日工作 春名幹男著「秘密のファイル」を読了しました

過日、NHKで放送された「映像の世紀」で、米大統領直轄の情報機関「CIA」の暗躍ぶりを如実に活写しておりました。1953年、イランで石油国有化を宣言したモサデク政権を巧みな世論操作と秘密工作で転覆させ、1956年のハンガリー動乱では、「ラジ...
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蔦屋重三郎の多彩な人脈に驚き 「歴史人」2月号

今年2025年のNHK大河ドラマは、江戸時代の版元蔦屋重三郎を主人公にした「べらぼう」です。視聴率で苦戦しているようですが、何とか1年頑張ってほしいものです。 大河ドラマは、出版界にとって「柳の下にいつもドジョウはいない」ではなく、「柳の下...