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お味噌は食べる効能薬かもしれない 「味噌大全」(東京堂出版)を読んで

渡邊敦光監修「味噌大全」(東京堂出版)なる本が家にあったので、パラパラ捲って読んでみたら、面白くてたまりませんでした。 東京堂は東京・神保町の古書店街にある老舗の「新刊」書店ですが、出版業も明治24年(1891年)から始めていますから、今年...
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アキラ・ミズバヤシ著、水林章訳「壊れた魂」(みすず書房)は大傑作でした

アキラ・ミズバヤシ著、水林章訳「壊れた魂」(みすず書房)を読了し、深い感動の渦の中におります。途中、何度、目頭が熱くなり、実際、嗚咽のような嘆息を何度、ついたことか。 私自身、もう30年前にノンフィクションに転向してから、有り得ない絵空事(...
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斎藤充功著「安重根はなぜ伊藤博文を撃ったのか」を読んで

斎藤充功著「安重根はなぜ伊藤博文を撃ったのか」(論創社)を読了しました。同書は、1994年に時事通信社から出版された「伊藤博文を撃った男」(1997年、中公文庫)を改題し、補遺を加筆した上で、29年ぶりに「論創ノンフィクション」シリーズの第...
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ネイティブも苦労して覚えている? 澤井康佑、マーク・ピーターセン著「英作文の技術」

英語は覇権主義国家米国の影響で、最も汎用性の高い言語ではありますが、修得するには最も難しい言語ではないでしょうか。特に日本人にとって。むしろ、漢字文化圏に取り込まれているので中国語の方が優しいのでは? 何故、日本人にとって英語が難しいのかと...
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藤原作弥著「満洲、少国民の戦記」は名著、必読書です

昨年10月17日、88歳で亡くなった藤原作弥氏の著作をちょっと必要があって読んでおります。 藤原作弥氏は、世間的には元日銀副総裁かノンフィクション作家か元時事通信解説委員長として知られ、新聞等メディアの訃報では、そんな肩書きで報道されました...
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悩む前に跳べ 帚木蓬生著「老活の愉しみ」を読んで

ここ数年、どうもド忘れがひどく、物覚えも良くないと思ったら、ヒトの脳細胞は、毎日10万個も死滅しているそうですね。帚木蓬生著「老活の愉しみ」(朝日新書)で教えられました。脳細胞は100年経っても100億個ある! このままでは絶望的なのですが...
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ノンフィクション作家斎藤充功氏の中野学校関連本が文庫化

クリスマス前後にノンフィクション作家の斎藤充功氏から、豪華なクリスマス・プレゼントを送って頂きました。 自身が2021年に上梓された「中野学校全史」(論創社)と、1973年4月に刊行された「週刊サンケイ」臨時増刊号に掲載された「陸軍中野学校...
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悲劇でしかない 青木冨貴子著「ジョン・レノン 運命をたどる」を読んで

青木冨貴子著「ジョン・レノン 運命をたどる」(講談社)をとうとう読み終わってしまいました。副題に「ヒーローはなぜ撃たれたのか」とありますが、読者も著者の青木さんと一緒に、稀代の音楽家ジョン・レノンの足跡と、暗殺者マーク・デイヴィッド・チャッ...
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【忘れ得ぬ言葉】第2回 「作家にとって名前がないことは罪です」 森村誠一氏

「人間の証明」(1976年)や「悪魔の飽食」(1981年)などで知られる推理作家の森村誠一氏(1933〜2023年)。大学卒業後、ホテルマンとして勤務しながらもコツコツと小説を書き、労苦を重ねてデビューしたことで、「苦労人」のイメージがあり...
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中野信子著「新版 科学がつきとめた『運のいい人』」を読むと元気が出る?

私は、運命に関しては、ベートーベンさん以上に関心があり、占いの本なども買ったりしております。特に今年は、「一難去ってまた一難」状態が続き、「ついていないなあ」と思いつつ、その占い本を読むと、やはり、私の今年の運勢はどん底で、ろくなことが書い...