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藤原作弥著「満洲、少国民の戦記」は名著、必読書です

昨年10月17日、88歳で亡くなった藤原作弥氏の著作をちょっと必要があって読んでおります。 藤原作弥氏は、世間的には元日銀副総裁かノンフィクション作家か元時事通信解説委員長として知られ、新聞等メディアの訃報では、そんな肩書きで報道されました...
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悩む前に跳べ 帚木蓬生著「老活の愉しみ」を読んで

ここ数年、どうもド忘れがひどく、物覚えも良くないと思ったら、ヒトの脳細胞は、毎日10万個も死滅しているそうですね。帚木蓬生著「老活の愉しみ」(朝日新書)で教えられました。脳細胞は100年経っても100億個ある! このままでは絶望的なのですが...
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ノンフィクション作家斎藤充功氏の中野学校関連本が文庫化

クリスマス前後にノンフィクション作家の斎藤充功氏から、豪華なクリスマス・プレゼントを送って頂きました。 自身が2021年に上梓された「中野学校全史」(論創社)と、1973年4月に刊行された「週刊サンケイ」臨時増刊号に掲載された「陸軍中野学校...
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悲劇でしかない 青木冨貴子著「ジョン・レノン 運命をたどる」を読んで

青木冨貴子著「ジョン・レノン 運命をたどる」(講談社)をとうとう読み終わってしまいました。副題に「ヒーローはなぜ撃たれたのか」とありますが、読者も著者の青木さんと一緒に、稀代の音楽家ジョン・レノンの足跡と、暗殺者マーク・デイヴィッド・チャッ...
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【忘れ得ぬ言葉】第2回 「作家にとって名前がないことは罪です」 森村誠一氏

「人間の証明」(1976年)や「悪魔の飽食」(1981年)などで知られる推理作家の森村誠一氏(1933〜2023年)。大学卒業後、ホテルマンとして勤務しながらもコツコツと小説を書き、労苦を重ねてデビューしたことで、「苦労人」のイメージがあり...
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中野信子著「新版 科学がつきとめた『運のいい人』」を読むと元気が出る?

私は、運命に関しては、ベートーベンさん以上に関心があり、占いの本なども買ったりしております。特に今年は、「一難去ってまた一難」状態が続き、「ついていないなあ」と思いつつ、その占い本を読むと、やはり、私の今年の運勢はどん底で、ろくなことが書い...
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座学よりも見学ツアーの方が面白い諜報研究会

NPO法人インテリジェンス研究所が毎月のように開催する「諜報研究会」は、今年7月開催を終えて、8月と9月は夏休みで10月に再開する予定でした。それが、「10月ではなく、11月15日開催に延びます」との「おわび」の連絡が主宰者側から連絡があり...
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知られざる「日大帝国」興亡の歴史 森功著「魔窟」で初めて知る私大の利権構造

「日本一のマンモス大学」と呼ばれる日本大学の学生数は約7万人だといいます(16学部86学科)。卒業生は120万人を超えています。2位は早稲田大学の約5万人、3位が立命館大学の約3万5000人。日大と同じように「マンモス大学」と呼ばれる近畿大...
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「食べてはいけない」添加物、本当のところは?国が認める食品と個人見解のギャップ

フリーの科学ジャーナリストである渡辺雄二著「新版『食べてはいけない』『食べてもいい』添加物」(大和書房、2023年6月5日初版)をパラパラめくっていたら、かなり驚きべきことが書かれていて困惑してしまいました。 綺麗なカラー写真で、普段スーパ...
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大河ドラマ「べらぼう」の舞台裏:蔦屋重三郎と江戸の戯作者たち

S氏の山中湖別荘への行き帰りの電車の中など、ここ何日もNHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公である書肆蔦屋重三郎関係の本をずっと読んでおりました。2冊読破しましたが、1冊は、松嶋雅人著「蔦屋重三郎と浮世絵」、もう1冊は、鈴木俊幸著「『蔦重版』...