こう毎日暑いと何もやる気が起きませんよね? 日本(の気象庁)は今年から最高気温40度以上を「酷暑」と呼び、35度以上を「猛暑」と定義するようになりましたが、果たして、中国ではどう呼ぶのか気になりました。
私は中国語ができないので、検索したところ、中国では気温35度以上になると「高温」と呼び、これが3日以上続くと「酷暑」と定義するらしいですね。「猛暑」という気象用語はないようです。でも、そのうち、中国も日本の真似をして、同じように「猛暑」「酷暑」と定義するかもしれません。
何で、こんな大それたことを言うのかと言いますと、結構、中国語に取り入れられた日本語「和製漢語」があるからです。それらは、江戸時代の長崎出島のオランダ通詞や蘭学者(杉田玄白、大槻玄沢ら)、明治の啓蒙思想家(福澤諭吉、西周ら)が苦心惨憺の末、生み出しました。
科学・物理:「科学」「物理」「化学」「地球」「重力」「焦点」
社会・法律:「社会」「経済」「法律」「政治」「共和」「革命」思想・一般:「哲学」「文化」「時間」「意識」「空間」
などがそうです。
特に、私は不勉強で知りませんでしたが、津山藩(現岡山県)の藩医・宇田川榕菴(うだがわ・ようあん、1798〜1846年)は、化学や植物学の訳語を多く作りました。その代表例が、「酸素」「水素」「窒素」「炭素」「細胞」「分析」「還元」「元素」「物理」などですが、多くの科学者たちも、宇田川榕菴の名前すら知らず、気軽にこれらの用語を使っているはずです。
私は中国語が出来ないので断言出来ませんが、中国ではこれらの和製漢語をそのまま使ったり、一部書き換えて使ったりしているようです。だから、「酷暑」や「猛暑」の定義も真似して使われるのではないかと私は推測したのです。
とにかく、古代中国が「東夷」と馬鹿にした日本は、最も優秀な超エリート階級国家じゃありませんかねえ?日本は、古代に漢字を取り入れて日本語を生み出しましたが、最後まで漢字を捨てませんでした。それどころか和製漢語を創造して逆輸出したぐらいですからね。お隣りの韓国、北朝鮮や、ベトナムなどは漢字をキッパリと捨て去り、それぞれ「ハングル文字」や「クオック・グー」(ベトナム語ローマ字)に切り替えました。えらい違いですよ。
「高市発言」でギクシャク
昨年の「高市発言」により、日本と中国との関係はギクシャクしていますが、お互いのプライド問題が、ギクシャクした関係に拍車を掛けています。
中国は今やGDP世界第2位の経済大国であり、軍事超大国です。核兵器も持っています。GDPは今や日本の約4.8倍の2900兆円にもなりますから、かつての覇権主義が復活し増長しています。もう怖いものなしです。それに、もし仮に紛争になったとしても、最初から、日本は勝てる相手ではないと分かっているので見くびっている感があります。(曲がりなりにも、中国は先の大戦の戦勝国で、拒否権を持つ国連安全保障理事会の常任理事国です!)
となると、お互い、引っ越すことが出来ない隣人同士ですから、せめて、かつて盛んだった貿易や観光を復活して互恵関係で平和外交を進めていくしかありません。文化大革命(1966〜76年)で荒廃し、経済的にも衰退した中国を日本は技術まで輸出して助けたことがあったじゃありませんか?私も1970代の大学生時代、中国からの留学生がいつも同じ地味な服装と髪型で、大変貧しそうに見えたことをよく覚えています。
中国には「井戸を掘ってくれた人を一生忘れない」という格言があったはずです。「共産党」だって、「人民共和国」だって、日本人が苦労して作った和製漢語です。共産党と人民共和国なしでは、中華人民共和国のことは語れませんよね?習近平さん?

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