芸術

書評

大河ドラマ「べらぼう」の舞台裏:蔦屋重三郎と江戸の戯作者たち

S氏の山中湖別荘への行き帰りの電車の中など、ここ何日もNHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公である書肆蔦屋重三郎関係の本をずっと読んでおりました。2冊読破しましたが、1冊は、松嶋雅人著「蔦屋重三郎と浮世絵」、もう1冊は、鈴木俊幸著「『蔦重版』...
雑感

中村京蔵主演「新版 山月記」を見て

7月19日(土)の炎天下、久しぶりに観劇に行って参りました。以前に、この渓流斎ブログにも書いた歌舞伎役者中村京蔵丈の「新版 山月記」(中島敦原作、村上湛脚本、萩原朔美演出、藤間勘十郎振付)です。場所は東京・目黒の喜多能楽堂です。今年3月、同...
雑感

日本の出版文化と歴史に残した功績は偉大でした 「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」展 

腰痛のため、まだ長距離を歩くのは少ししんどいのですが、上野・東京国立博物館で開催中の「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」展を観に行って参りました。会期が6月15日(日)までと迫っていたからでした。平日の午前中で、しかも雨なら、会場は空...
雑感

7月1日、銀座・蔦屋書店で 中村京蔵初エッセイ刊行記念トークイベント

長年、個人的にも御厚情を頂いている歌舞伎俳優の中村京蔵丈が、初エッセイ集「雀躍囀談(じゃくやくてんだん)」(飯塚書店)を6月末に出版されるということで、その刊行記念トークイベントが7月1日(火)夜7時から東京・銀座の蔦屋書店で開催されること...
雑感

演劇人ら150人も参加 「生涯一演劇記者 。杉山弘さんを語る会」

元読売新聞記者で、現放送評論家の鈴木嘉一さんが、4月26日に東京・新宿の紀伊國屋ホールで開催された「生涯一演劇記者 。杉山弘 (ひろむ)さんを語る会」の模様を知らせてくださいました。 もともと、彼のFacebookに書いたものでしたが、小生...
雑感

国宝・重文美術に圧倒されました 相国寺展

小雨が降り、気温9度と花冷えする中、東京・上野の東京芸大美術館で開催中の「相国寺展」(前売1800円、5月25日まで)に行って参りました。日本国憲法第25条で、「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と保障されています...
書評

山東京伝「江戸生艶気樺焼」を初めて読みました

先日、今年のNHK大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎を特集していた「歴史人」(ABCアーク)2月号を購入し、蔦重に関してはかなりのことが分かったので、「も、い、か」と思ったのですが、逆に興味に拍車が掛かり、「蔦屋重三郎が生んだ『出版文化』」を特...
歴史

やはり京都に行かなくてはいけませんね 「開創1150年記念 特別展『旧嵯峨御所 大覚寺』」

久し振りに都会に出て行きました。上野の東京国立博物館で目下開催中の「開創1150年記念 特別展『旧嵯峨御所 大覚寺』」を観に行くためです。あまり、独りで田舎に鬱屈していては、メンタルヘルスに良くないですからね(苦笑)。 でも、それにしても、...
雑感

剣持勇「ラタンチェア」を観に埼玉県立近代美術館へ行きました

先日放送された「新美の巨人たち」で、剣持勇・作「ラタンチェア」(1961年)が、シシド・カフカさんの案内で紹介されていました。大変興味が湧いたので、わざわざバスを乗り継いで、その椅子が所蔵されている北浦和にある埼玉県立近代美術館にまで行って...
雑感

メルヘン三軒茶屋物語

※これから書くことは、あくまでも創作で、実在の人物や場所等とは関係がない場合もあります。 11月26日(火)、平日の午後だというのに昼間っから酔っ払ている不逞の輩が5人もおりました。場所は、東京都世田谷区の高級住宅街の一つ、三軒茶屋です。 ...