文学

雑感

【忘れ得ぬ言葉】第9回 「忙しくて風邪をひく暇もありません」 島田雅彦氏

島田雅彦氏(1961〜)は、毎日出版文化賞、読売文学賞などを受賞した今や大御所の大作家です。文才があり、「海燕」(福武書店)の名編集者寺田博氏に見出され、早くも学生時代からデビュー(「優しいサヨクのための嬉遊曲」)。若い頃、芥川賞候補として...
雑感

シリーズ【忘れ得ぬ言葉】第1回 「日記を付けておけば良かったと後悔してます」ドナルド・キーン氏

はじめに 人の身体は「言葉」で出来ていると思っています。人間の生き方や行動は、人の言葉によって影響されます。 初めは両親や祖父母、きょうだい、親戚、次は友人、知人、学校の先生、そして新聞や本、テレビ、映画などのメディアから多大な影響を受けて...
雑感

小林秀雄訳ランボーは誤訳が散見 !?

半世紀も昔の個人的な話ながら、私が大学でフランス語を専攻したいと思ったきっかけの一つが、フランスの象徴派詩人アルチュール・ランボー(1854〜91年)の詩を原書で読みたいという願望があったからでした。ランボー「イルミナシオン」の私の書き込み...
雑感

映画「遠い山なみの光」は★★★★

たかがブログなんですが、最近、どうも書けなくなりました。理由ははっきりしているのですが、茲では詳しく書けません。色んな制約で「金縛り状態になっている」というのが近いのですが、まあ、「スランプ」というのが一番分かりやすいのかもしれません(笑)...
雑感

水林章氏、アカデミー・フランセーズの仏語圏大賞受賞

読者が多い国際的なミステリー賞とは違って、地味な文学賞なのか、日本では殆ど報道されていなかったので、この渓流斎ブログを使って、「報道」させて頂くことにしました。 水林章・元東京外国語大学教授、上智大学名誉教授=写真=が先月末、アカデミー・フ...
雑感

荻窪の井伏鱒二旧邸と太宰治の下宿跡を訪ねる文学散歩

6月20日(金)、文学にも精通しているエコノミスト曽我純氏のお導きで、東京・荻窪の文学散歩に参加して来ました。参加者は私一人なのでマンツーマンです(笑)。荻窪は作家の井伏鱒二が昭和2年(1927年)から亡くなる95歳まで66年間も住んだ街と...