近現代史

書評

古代のイスラエルとイランは「友好的」だった?

ついに「中東戦争」が勃発してしまいました。トランプ政権の米国までもが国際法に違反して参戦して、イランの核施設3カ所を空爆しました(6月21日)。本日(6月24日)の最新ニュースでは、「イスラエルとイランが完全なる停戦合意に達した」(トランプ...
雑感

「戦前・戦後の日本・東アジアの情報戦・心理戦を担った関係国の動向」 第67回諜報研究会

ブログを更新しようとしたら、どういうわけかワードプレスにログイン出来ず、2~3度試したら、ロックが掛かってしまいました。そして、「本人ならメールアドレスを送りなさい」と通知が出て来たので、その通り、メールを送りましたが、埒があきません。「嗚...
書評

涙なしには読めません 斎藤充功著「消された外交官 宮川舩夫」

久しぶりに感動的な名作に巡り合いました。ノンフィクション作家斎藤充功著「消された外交官 宮川舩夫(みやかわ・ふなお)」(小学館新書、2025年6月7日初版)という本です。拙ブログを長年お読みの方でしたら、お分かりだと思いますが、著者の斎藤充...
書評

秘密組織の実体に迫る 岸俊光著「内調 内閣情報機構に見る日本型インテリジェンス」

岸俊光著「内調 内閣情報機構に見る日本型インテリジェンス」(ちくま新書、2025年4月10日初版)をやっと読了出来ました。戦前戦後の内閣情報機構の通史で、対象期間は、第一次世界大戦のパリ講和会議が開かれた1919年から、日中国交正常化が成立...
歴史

斉藤勝久著「占領期日本 三つの闇」を読んで

4月19日の第65回諜報研究会で「占領期最大の恐怖・公職追放――市川房枝も石橋湛山もパージ」というテーマで報告されたジャーナリストの斉藤勝久氏の著書「占領期日本 三つの闇」(幻冬舎新書)を遅ればせながら、やっと読了しました。三つの闇とは、①...
雑感

「それぞれの秘密工作から学ぶもの」 第66回諜報研究会

5月17日(土)、東京・早稲田大学で開催された第66回諜報研究会に会場参加して来ました。今回の共通テーマは「それぞれの秘密工作から学ぶもの」でしたが、大変興味深いテーマだったせいなのか、33人とかなり多くの人が会場参加されたので驚いてしまい...
書評

日本人がほとんど知らない「ソ連崩壊とプーチン報復の真相」 春名幹男著「世界を変えたスパイたち」

少し鳥肌が立つほど興奮する本を読んでしまいました。春名幹男著「世界を変えたスパイたち ソ連崩壊とプーチン報復の真相」(朝日新聞出版、2025年2月28日初版)です。春名氏は、共同通信のワシントン支局長などを歴任した国際ジャーナリストで、私も...
歴史

荻外荘など「荻窪三庭園」を訪問 そして渡辺錠太郎教育総監邸跡を探して

「渓流斎さん、荻窪の『荻外荘』(てきがいそう)をご存じですか?近衛文麿(1891~1945年)が昭和12年から同20年まで過ごした旧私邸です。もし、関心がおありでしたら、ご案内します」ー。先月、Sさんから急にこんなメールがありました。 関心...
歴史

日本はスパイ天国か? 第7回尾崎=ゾルゲ研究会

4月26日(土)、東京・拓殖大学で開催された第7回尾崎=ゾルゲ研究会のセミナーに参加して来ました。かなり内容が盛りだくさんで濃密だった上、恐らく、この研究会の知的水準があまりにも高過ぎて、私自身、正直、ついていけませんでした(苦笑)。 何よ...
雑感

企業の内部留保が600兆円超に驚き

今さらながらの話ではありますが、昨年9月に財務省が公表した法人企業統計によると、日本企業の内部留保は2023年度末に初めて600兆円を超えました。アベノミクスが始まった2013年度の内部留保は約328兆円でしたので、2倍近くに膨れ上がったこ...