歴史

飛鳥山徘徊記

今年の東京の桜の開花(3月29日)は、平年より5日遅く、昨年より15日遅い観測で、2012年(3月31日開花)以来12年ぶりの遅さ(気象庁)でした。  昨年は、4月に入れば既に花が散っていたと思いますが、今年は4月の第1週でもまだ満開ではな...
書評

今井むつみ、秋田喜美著「言語の本質」を読み始めました

今井むつみ、秋田喜美著「言語の本質」(中公新書)を読み始めております。  「2024新書大賞 第1位」や仏文学者の鹿島茂、人類学者の山極寿一両氏らの「推薦」で書店の棚に平積みになっていたので、思わず購入しましたが、読み始めて、それほどドキド...
書評

ブライアン・グリーン著、青木薫訳「時間の終わりまで」再読完了

ブライアン・グリーン著、青木薫訳「時間の終わりまで」(ブルーバックス)の再読を完了しました。やはり、凄い本でした。今度またいつか、3度目の読書に挑戦したいと思いました。  宇宙論を始め、量子論、哲学、宗教学、心理学など色んなことが書かれてい...
歴史

泣く子も黙る憲兵になった大先輩、大山勉 東京外国語大学「仏友会」会報第32号

東京外国語大学でフランス語を専攻した卒業生(と現役大学生)の親睦会に「仏友会」というものがあります。年2回、春と秋に定期的に会合(親睦会)を開き、会報「La Nouvelle」も発行しているのですが、その会報誌第32(春)号=2024年4月...
歴史

見応えあったNHKスペシャル「シリーズ未解決事件 File.10 下山事件」

3月30日に放送されたNHKスペシャル「シリーズ未解決事件 File.10 下山事件」は大変見応えがありました。「第一部 ドラマ」「第二部ドキュメンタリー」に分かれていて、今から75年前の1949年に起きた未解決事件「下山事件」の真相に迫り...
雑感

映画「オッペンハイマー」は★★★

今年の米アカデミー賞で作品賞を含む7冠も獲得した話題の映画「オッペンハイマー」(クリストファー・ノーラン監督、脚本、製作)を観て来ました。昨年、米アカデミー賞で作品賞を含む7冠を獲得した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」...
歴史

高祖父も入隊した応変隊とは? 幕末の箱館戦争にも参戦

3月24日付の《渓流斎日乗》の記事「東京・南麻布の有栖川宮記念公園にまつわる話=30年ぶりに旧友と再会もしました」の中で、私の高祖父に当たる高田寛蔵正行(1844~1921年)が久留米藩の別動隊「応変隊」に入隊し、幕末の戊辰戦争に参加した話...
書評

ブライアン・グリーン著「時間の終わりまで」を再読しています

もう何日も前からブライアン・グリーン著、青木薫訳「時間の終わりまで」(ブルーバックス)を再読しています。初めて読んだ時の「驚き」はさすがに薄れましたが、二度目に読んでも細かい所は忘れているので(笑)、滋味深い感動は得られます。  こういう難...
雑感

二階自民党元幹事長の「ばか野郎発言」は問題

3月25日、自らの派閥を巡る政治資金問題で政治不信を招いた責任を取って「次期衆院選に出馬しない」と表明した自民党の二階俊博元幹事長。不出馬の理由は85歳という年齢に関係するのかと記者に聞かれると「年齢の制限があるのか。おまえもその年、来るん...
雑感

インプ稼ぎとは?海外からも日本語で偽情報拡散

昨日、この《渓流斎日乗》に書いた「『この危機―100年間業界リーダーだった朝日が克服できるか』=第56回諜報研究会」という記事の中で、ネット投稿では、どんな軽薄な記事でもページヴュー(pv)さえ稼げれば広告収益が上がるので、「pvだけが全て...