またまた高校時代の同級生が亡くなったようでした。「ようでした」というのは確実な「裏」がまだ取れていないからです。
たまたま、私が、郵送されて来た高校OB会の会報を見ていたら、「訃報」欄にクラスメートのK君と同じ名前を発見したのでした。クラスメートのほとんどは、OB会に入っていないので会報を読むことはありません。同姓同名の可能性もあるので、クラス会の「同報メール」に「OB会報の訃報欄にK君の名前がありました。K君は亡くなられたのでしょうか?詳しい方はお知らせください」とメールしたのでした。そしたら、ほとんど反応がありません。
たった一人、クラス会の幹事をやっているS君だけが、「K君は一昨年前から闘病生活を送っていて、奥さんからも今後、同窓会には出られないので御案内は結構です、との連絡を幹事にもらっていたので、恐らく、訃報欄に載っているK君とは彼のことだと思われます」といった趣旨の投稿がありました。
不思議なことに、S君以外は梨のつぶてです。つまり、ノーリプライです。私の高校時代のクラスメートは48人おりましたが、同報メールで繋がっているのは、担任の先生を含めてその半分の25人です。他の人たちは、単に、メールを見ていないか、もしくは、K君についての情報がなくて静観していただけなのかもしれません。それにしても、高校生のノリだったら、驚きとか、お悔みの言葉とか、どうのこうのと反応があるはずです。随分と醒めてしまったなあ、と思いました。もう卒業して来年で半世紀となりますから、加齢のせいかもしれませんが。
亡くなったクラスメートは、K君で4人目です。その前の3人には高卒後も親しく付き合っていた友人がいたので、変な言い方ですが、彼らが積極的に情報を発信していました。ということは、K君にはそこまで積極的に発信する親友がいなかったせいかもしれません。
OB会報によると、K君は今年の2月8日に亡くなっています。今年6月に久しぶりに高校の同窓会が開かれ、私も参加しましたが、この時、既にK君は、誰にも知られないまま、亡くなっていたことになります。
誰にも知られずひっそりと
私の場合は、高校時代から最も親しかったバンド仲間でもあった神林康君が3年前に先に亡くなってしまったので、私の訃報情報を積極的に発信してくれる人がいなくなってしまいました。まあ、ジタバタしても仕方ありませんし、ひっそりと亡くなって、「あいつ、3年前に死んでたんだって」と噂されても、別に悪くないかあ、と考えるようにしております。
追記
12月22日の深夜、既に私は就寝していましたが、同窓会元幹事長の加藤君から同報メールがあり、K君の奥さんに12月18日に問い合わせたところ、21日に返信があり、やはり、K君は、約1年2カ月の闘病生活の末、今年2月8日に亡くなっていたことが分かりました。多くの人は知らなかったのですが、彼は幼少期から持病を抱えていたようでした。その持病から心筋梗塞の発作を起こしてしまいました。
K君、いや、もうはっきりしたのでもういいでしょう、改めて、北川勉君のご冥福をお祈り申し上げます。
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