皆さまには内緒にしておりましたが、今年9月末で永年勤続しておりました会社を卒業するということで、その記念として自らに高級腕時計を贈ることに致しました。誰一人もプレゼントしてくれないので自分自身で買いましたよ(笑)。それでは面白くないので、勝手ながら、そして、恐れ多くも畏くも、「恩賜 金時計」の名目で下賜されたということで僭称致しました。仲の良い友人には、嘘ですけど、「100万円の時計だぞ～」と自慢しておりました。まるで、兵庫県知事選で大活躍したPR会社の社長さんみたいです。
グランドセイコーSBGR261という腕時計です。調べれば幾らなのか直ぐ分かってしまいます(笑)。私は今年6月に購入しましたが、今見たら、つまり半年近く経って、いつの間にか当時より3万3000円も値上がりしておりました。もう躊躇する値段です。
実は、グランドセイコーを購入したのはこれで２回目です。前回はクォーツ式で3～4年おきに電池交換とオーバーホールをしなければなりません。セイコーは精巧だけあって、1秒の狂いもないほど正確でしたが、何と言ってもメンテナンス（維持費）が掛かり過ぎるので、銀座のセコハン店で、半額以下の二束三文で売ってしまいました。外車に乗っているようなものでしたからね。
それなのに、何で、性懲りもなく、またグランドセイコーを購入したのかと言いますと、今度は電池交換がいらないメカニカル自動巻きにしたからでした。しかも、オーバーホールも7～8年でも大丈夫そうだったからです。
そしたら、今朝見たら止まっていたのです。「えっ？ 何で？ まだ買って半年も経っていないのに…」。でも、時計を振って、ゼンマイを動かすと、直ぐに秒針が動き始めました。壊れたわけではありませんでした。
考えられることは、昨日、自宅近くの天然温泉に行った際、「板場稼ぎ」に遭っては困るので、この高級腕時計は身に着けずに出かけたからかもしれません。でも、説明書には１日（自動巻きゼンマイを）動かせば、48時間ぐらいは持つと書いてあったはずなんだけどなあ…。
1日動かさないと止まってしまうほど繊細なら、毎日、身に着けて出掛けなければいけませんね。犬の散歩と一緒で、この時計を嵌めて、毎日散歩でもして運動しなさい、というのが天の思し召しなのかもしれません。
取り扱い注意
いやはや、グランドセイコーの「機械式時計と長く付き合うために」の説明書によると、やはり、オーバーホールは3～4年に一度が良いようです。あんりま～です。
また、1日1回、定期的にゼンマイを巻かなければならなかったんですね。秒針が速かったり、遅かったりしたのも、暑さと寒さで精度が変わるからだそうです。さらには、腕から外して置いた位置や角度で精度まで変わるそうですから、嫌になって来ました(笑)。そして、携帯電話など磁気があるものが近くにあると精度が狂うそうです。
なあんだ、こんな面倒臭いものだとは思いませんでした。
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