なぜ、チケットぴあは入場後回しなのか?

第25回京山幸枝若独演会 11月2日(土)前売り券 keiryusai.net 雑感
第25回京山幸枝若独演会 11月2日(土)前売り券 keiryusai.net

 京都にお住まいの京洛先生から久方ぶりに電話が掛かって来ました。何じゃらほい、と思いましたら、今年7月、浪曲師として初めて「人間国宝」に選ばれた二代目京山幸枝若(きょうやま・こうしわか)が11月に浅草の木馬亭で独演会(よみものは、祐天吉松「喧嘩坊主」ほか)が行われるので、お聴き行かれたらどうですか?ーという御提案でした。

 京山幸枝若? 

 初の人間国宝?

 いやあ、大変失礼ながら初めてお聞きするお名前です。そう言えば、子どもの頃から浪曲は一度も真面目に通しで聞いたことがありません。浪曲師といえば、歌手の三波春夫と村田英雄はもともと浪曲師の出身だということを知っているぐらいで、お二人の歌は何曲も聴きましたが、浪曲までは聴いたことはありませんでした。

 しかしながら、浪曲と講談は何よりも、かつては最も人気を誇った大衆芸能でした。大正14年(1925年)に東京放送局(現NHK)が日本初のラヂオ放送を開始しましたが、高価なラヂオ受信機が普及したのは、大衆が浪曲と講談を聴きたかったから、という話を聞いたことがあります。それだけ人気を誇ったのですが、絶頂期は戦前で、戦後の昭和40年代からはもうほとんど聴かれなくなりました。三波春夫や村田英雄らは浪曲師を廃業して、歌手に転向せざるを得なかったということなのでしょう。

 これまで浪曲とは全く御縁がなかったのですが、ま、11月はどうせ暇になることでしょうから、前売り券を購入することにしました。春風亭一之輔のように売り切れたら困りますからね(苦笑)。 

 なれないスマホ操作でやっと手に入れましたが、その前にチケットぴあの会員に登録しなければ、前売り券が買えませんでした。しかも、「チケットぴあでのご購入者は入場が後回しとなります。」ということを同意しなければ、買えないシステムになっていました。しかも、その上、システム代とか手数料代とか440円も取るんですからねえ。チケットぴあは手数料で喰っているので、それがビジネスモデルなのでしょうが、腹が立ちますね。

 要するに、手数料取るなら、「チケットぴあでのご購入者は入場が優先となります。」ぐらいに変更しろ、と声を大にして言いたい。

 まさに、責任者呼んでこい!ですよ。

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