マナーモードは和製英語?

スマホユーザー(Wikimedia commons) 雑感
スマホユーザー(Wikimedia commons)

 いきなりですが、携帯電話のマナーモードmanner modeとは英語なんでしょうか?実は、和製英語で、英語では、silent mode もしくはvibration mode が正しいのです。

 と書いておきながら、ネット英和・和英辞書「Weblio」で調べてみると、ちゃんとmanner modeが出て来て、例文まで載っておりますね。うーん、和製英語が英語に採用されたということなのでしょうか?

でも、野球のナイターnighter は完璧に和製英語ですね。night game が正しい。nighterは徹夜という意味になります。

 キャッチコピーcatch copy はどうでしょうか? これも和製英語で、英語ではtag lineと言います。

 野球でチームの仲間がエラーしたり、三振したりした時、「ドンマイ」と言って慰めたりします。Don’t mind! から来たものですが、これも和製英語。正しくは、Never mind! です。

 これらのほとんどは、杉田敏著「現代英語基礎辞典」(集英社インターナショナル)から引用させて頂きました。杉田敏先生については、このブログでも何度か登場させて頂きましたが、目下、アプリの音声で聴ける「現代ビジネス英語」で先生の講義を聴くことができます。

 そうそう、この「アプリ」も和製英語でした。application programの略語ですが、英語では appというのが正式です。 

 そう言えば、「現代ビジネス英語」の中で、「メリットとデメリットmerit and demerit は和製英語で、英語ではadvantage and disadvantage もしくはpros and cons または benefits and drawbacksという」と書かれていましたが、これまたネット英和・和英辞書「Weblio」にはmerit and demerit が出ていて、例文まで出て来ますね。

 どういうことなんでしょうか? 考えられることは、英語は寛大な言語で外国語をどんどん採用しますから、やはり和製英語が採用されたということなのかもしれません。

 杉田敏先生に質問したいぐらいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました