京都で3連泊した烏丸御池のGホテルは、実は高級ホテルではなく、どちらかと言えば、ビジネスホテルで、シングルベッドを入れれば、足の通る隙間もないほど狭い。それに、薄い壁のせいか、隣室のテレビの音が早朝から深夜まで聞こえて、眠れないので耳栓をするほどでした。その五月蠅い隣人は初日だけでしたが…。
柊家旅館
このGホテルとは正反対に、歩いて1〜2分のところに、高い土塀に囲まれた高級そうな日本家屋があり、表札を見てみたら、「柊家旅館」=写真=とあったので吃驚です。あのAppleを創業したスティーブ・ジョブズ(1955〜2011年、56歳没)が京都の定宿にしていた歴史と伝統のある老舗旅館でしたので、私も名前だけ知っておりました。「ここにあったのかあ〜」
もっとも、1泊7万円〜15万円というお値段ですから、庶民の我々にはご縁がありませんが…。
柊家のHPには、その由来と歴史について、「幕末の文政元年(1818)、福井から青雲の志を抱き京に上った初代庄五郎がこの地に居を構え、運送業、海産物商を始めたのが柊家のはじまりです。…その後、二代目庄五郎(定次郎)は、柊家政貫と号するまでに鍔目貫の技に長じ、そのため請われるままに提供していた宿を文久元年(1861)に本業といたしました」とあります。幕末の志士をはじめ、明治以降は皇族、華族から文人墨客に至るまで宿泊した格式の高い旅館です。川端康成も定宿にしていたといいます。
1928ビル
この柊家旅館を通り過ぎて、京都市役所の方に向かい御幸町通を右折し三条通と交差するところに「1928ビル」があります。ここは、かつて、大阪毎日新聞(大毎)京都支局があったビルで、まさに文字通り、1928年に竣工したビルでした。もうすぐ100年になります。先日のブログにも書きましたが、この辺りは京都市役所があるので、NHK京都放送局や朝日新聞京都支局、旧時事通信社ビルなどがあり、マスコミの京都支局が集中している所でした。

この1928ビルの地下にスペイン料理店「アンデパンダン」という店があり、大毎京都支局時代に作られた「泰山タイル」が見られるので、「時間があれば行ってみてください」と留守宅の家人が急にメールで言って来たので、京都滞在2日目の夜に行ってみたのでした。
テレビでやっていたそうです。

お店は、探して、探して、やっと見つけました(笑)。
泰山タイル、とは何なのか分かりませんでしたが、地下に降りる階段にまで、その泰山タイルなるものがありました。

入店して、お店の人に事情を話したら、自由に撮影することを許してくれました。
どこか、ポンペイの遺跡の壁画を見ているような感じでした(笑)。


この泰山タイルを見るのが目的でしたので、お店の人が勧めるまんま、「イカ墨パエリア」と生ビールを注文しました。

お店の人は「もうすぐ、このビルは100年になるので、マスコミからの取材が結構あるんですよ」と嬉しそうに話していました。

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