名古屋にお住まいの親友T君が「また入院しました」と親族から連絡がありました。昨年、2度入院しましたから、これで3度目です。いわゆるアルコール依存症に伴うメンタルの治療なので厄介と言えば厄介です。色々と心配ばかり掛けさせられます。
とは言いながら、私自身も毎日悩んでおります。根本的には自分自身が何で生きているのか、何をするべきなのか、悩んでいるのです。「人生には意味も目的もない」と悟ってしまってから、自分を騙くらかしでも生き延びなければいけない、と思ってはいますが…。
先日のブログにも書きましたが、「人間とは何か」と哲学的、心理学的に追及するよりも、科学的、医学的に分析した方が腑に落ちることが多いものです。また、Eテレの「3か月でマスターする人体」の話ですが、先日、「睡眠」を取り上げていました。その中で、「動物は寝ている方が普通で、目覚めている時は危機の時だ」という学説には驚きましたね。
睡眠研究の第一人者といわれる筑波大学の櫻井武教授によると、ヒトは、運動したり、知的活動をしたりして大脳皮質にシナプスが増え過ぎると、睡眠圧(眠気)が掛かって眠たくなり、眠っている間に、脳の中で情報を整理しているといいます。その後、覚醒(目覚め)しますが、最初から睡眠圧に抗して、眠気が起きない場合があります。それは、大きく分けて三つあり、①空腹の時(オレキシンが働き覚醒してしまう)②感情が昂っている時(悪い事だけでなく、報酬系の良い事も興奮して寝ていられなくなる)③ストレス(当然、心配事で眠れなくなる)ーだといいます。
それで、「動物は寝ている方が普通で、目覚めている時は危機の時だ」という学説に繋がるんですね。
もう一つ、覚醒していると前頭葉の機能が活性化します。これによって、ストレスに対する耐性が出来たり、習得能力が向上しますが、逆に意識が過剰になり、私のように毎日、人生について悩んだりします。
番組では面白い話をしていました。よくプロサッカー選手などのトップアスリートやピアニストらが「ゾーンに入った」などといった言い方で、目覚ましい働きをしたりします。そんな時は、「前頭葉の機能が落ちて意識が邪魔しなくなるからです」と櫻井教授は言うのです。
要するに、意識のある覚醒状態の時よりも、意識のない睡眠状態の方が、思いも寄らない潜在的能力が発揮できる、ということなのかもしれません。これはほとんど私の推測に過ぎませんが、やはり、「動物は寝ている方が普通で、目覚めている時は危機の時だ」という話に繋がります。
改めて、睡眠の面白さを感じました。


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