皮膚はビタミンDを作る臓器だった!

皮膚(出典 Wikimedia commons) 雑感
皮膚(出典 Wikimedia commons)

 人間とは何か?ー若い頃からずっと哲学的に考察して来ましたが、結局、「わけが分からない」という結論に達しました(苦笑)。

 人間には良心的な人もいれば、良心の呵責もない、罪の意識も感じないサイコパスもいます。良い人も急に変節してとんでもないことをしたり、裏切ったりします。

 要するに、哲学的、心理学的に解明しようとしても捉えどころがないのです。その点、物理学的、医学的に解明するとスッキリします。人体とは何か?ーです。現在、Eテレで放送中の「3か月でマスターする人体」はとても参考になります。

 先日放送された第8回「皮膚」では、「皮膚は人体最大の臓器」(京大・椛島健治教授)と言われて、ピンと来なかったのですが、番組を見ているうちに面白くてたまらなくなりました。

 皮膚には大きく分けて、①バリア機能(免疫システムなど)②保湿・保護機能③センサー機能(体温調節)の三つがありますが、何と言っても、ビタミンDの素を作るというのです。これなら、皮膚は立派な臓器です。何しろ、人体のビタミンDは、皮膚から作られるのが80%で、食物から摂取出来るのはわずか20%だというのです。

 どうやって、皮膚からビタミンDを作るのかと言いますと、一日15分程度、日光を浴びれば良いというのです。ただし、日光の紫外線で皮膚がんになることもあるので浴び過ぎてはいけません。要注意です。

ビタミンDは、健康のために必要な栄養素です。ビタミンDは、骨を丈夫にする主成分の一つであるカルシウムの吸収を助けます。…筋肉を動かすのに必要であり、神経が脳と体の間でメッセージを伝達するのにも必要です。侵入してきた細菌やウイルスを撃退するために、免疫系はビタミンDを必要とします。(厚労省HP)

  このビタミンDが不足すると、骨の痛みや筋力の低下、骨粗鬆症の発症に繋がるといいます。また、ビタミンDは、脳が正常に機能するために必要な栄養素なので、ビタミンDの血中濃度の低さと、うつ病のリスクの増加との間に関連性があることが複数の研究で分かったといいます(厚労省HPなど)。

「幸せホルモン」セロトニン

 この話を聞いて、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンのことを思い出しました。ビタミンDは、必須アミノ酸のトリプトファンからセロトニンを合成する酵素の働きを助け、脳内でのセロトニン濃度を高めます。セロトニンが正常に分泌されると、ストレスの緩和や気分の向上、不眠改善、攻撃性の低下、何よりも、不安症やうつ状態の緩和に繋がるといいます(厚労省HPなど)。

 以前は、「セロトニンを得るには太陽に当たれば良い」といった程度の知識しかありませんでしたが、皮膚という臓器が日光浴によってビタミンDを作っていたお陰だったんですね。納得しました。人間も植物のように「光合成」のようなことをしていたわけです(笑)。

 よし、私も勉強ばかりしていないで、日向ぼっこでもしますか…。

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