昨日は、この《渓流斎日乗》ブログのGoogle AdSense合格に導いてくださった指南役のITコンサルタントM氏と東京・銀座のライオンで初めてお会いしました。
彼とは2023年1月に、Google AdSenseの相談室で知り合い、その後、コンサルタント契約を結び、25年12月にGoogle AdSenseに合格するまで約2年間、200通ぐらいはメールのやり取りをしておりましたが、合格するまではなかなか会ってもらえませんでした。
しかし、今回、晴れて合格したということで、渋々?会ってもらえることになりました。私も彼には是非とも、直接御礼したかったのでした。彼の条件は、エコノミストのS氏を同伴してほしいということでした。
渓流斎ブログを手厳しく批評?
M氏は、仕方なく?私のブログを読んで、Google AdSenseの合格水準に達していない点を指摘することが「仕事」でした。Google AdSenseの審査基準はかなり厳しく、「ポリシー違反が見つかりました」といってなかなか受け付けてもらえません。このポリシー違反の中には「有用性の低いコンテンツ」なるものがあり、M氏は、渓流斎ブログに書かれた「有用性の低いコンテンツ」を手厳しく批判するのが「仕事」でしたので、その度に私はかなり、かなり落ち込んでしまいました。
何の話でしたっけ?そうそう、エコノミストのS氏同伴のことでした。私はブログで、「S氏は、エコノミストとして、世界の政治経済を分析したブログを発信していますが、スマホもテレビも持っていません」と書いた記事をM氏が隠れて読んだらしく、S氏のブログも読み、えらく気に入って、「是非、お会いして御高説を拝聴したい」と言ってきたのでした。
真冬なのに半袖Tシャツ
銀座ライオンの店前で待ち合わせしました。几帳面なS氏は10分前に、私は30分前には到着してウロウロしておりましたが、M氏はなかなか現れません。とはいっても、約束時間の3分過ぎに現れました。初めてお会いしましたが、吃驚しました。上着を脱いで、半袖のTシャツ姿だったからです。真冬ですから、私は、薄いラルフローレンのダウンとバーバリーのマフラーを巻いておりましたから、これまたえらい違いです(笑)。
1934年に出来た伝統と格式のある1階のビアホールではうるさくて話しづらいと思い、初めて2階のレストランに行くことにしました。そしたら、M氏は喋るわ、喋るわ(笑)、機関銃の如しでした。しかも、ほとんどおつまみの食事に手を出そうとしないのです。それでも、「自分のプライベートのことは話したくありません」ということで、名刺も持たない主義らしく、住所も年齢も職業も本名も明かさない、最後まで「謎の人」で終わりました。知っているのは、彼の苗字Mさんとメールアドレスだけです(苦笑)。
でも、話を聞けば、彼は、学校のクラスに1人はいる秀才タイプで、頭の回転が異様に早いことが分かりました。
Magnificent7
話は多岐に渡り、特に政治と経済の国際情勢で、M氏の意見にS氏と私が相槌を打つ感じでした。特にM氏は半導体関係に詳しく、あの破竹の勢いだったインテルのCPUが没落したのは、世界的にAI(人工知能)志向となったせいで、設計と製造の分業という大きな産業変革期の波に立ち遅れた事が大きな要因になったというのです。AIは、GPU(Graphics Processing Unit)=画像処理装置という莫大な情報量のプロセッサーを使い、このGPUの分野では、NVIDIAという半導体メーカーが約90%も市場を独占しているそうです。
ですから、インテルではなく、このNVIDIAが米国株式市場を牽引する七つの巨大テクノロジー企業「Magnificent 7」の一つに選ばれています。他の6社は、Apple 、Microsoft、GoogleのAlphabet、Amazon、FacebookのMeta、そして意外にも?イーロン・マスク氏のTeslaです。米国経済にも詳しいS氏によると、米市場全体総額は約90兆ドルだそうですが、そのうちこの7社だけで約20兆ドルも占めているそうです。
台湾の存立危機事態
また、M氏の話では、Appleのチップをはじめ、最先端・高性能の半導体は全て台湾のTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)で製造しているそうです。(ただし、TSMCは昨年、熊本にも進出し、日本でも知られるようになりましたが、熊本などの工場で製造している半導体は最先端ではないそうです。)
今、台湾の「存立危機事態」を巡って、日中間がギクシャクしておりますが、政治問題が経済問題に波及しないことを願うばかりです。
美人さんから逆ナンパ?
まあ、そんな難しいことを話ししていたら、我々の後ろの席のご婦人2人から声を掛けられて、「皆さん、凄い方々ですね。これから、荻窪の杉並公会堂で桐朋音楽学園のコンサートがありますから、一緒に行きませんか?」と逆ナンパされてしまいました。
少しきこしめておられましたが、お二人とも40歳前後で、なかなかの美人さんでした。佐藤さんと清水さんと名乗っておられました。魅力的なお二人でしたので、もう少しで誘惑に乗るところでしたが、私は「我々が実は狼で、ロマンス詐欺師だったらどうしますか?」と言って、名刺を差し出して丁重にお断りしました(笑)。これは、21世紀の東京・銀座の出来事で、本当にあったことです。
佐藤さん、清水さん、もしこのブログをお読みでしたら、コメントくださいね!

コメント