一難去って一難 シニアツアーガイドを諦める

趣味を楽しむ大人のあそび場 シュミタイム 雑感
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 パソコンのトラブルがほぼ解消したと思ったら、また「一難去って一難」です。先月9月末からずーっと、オンライン・ツアー会社の担当者との攻防が続いておりましたが、結局、私はギブアップと言いますか、諦めてしまいました。

 先月9月末、あるオンライン(LINE)のシニアツアーのガイド募集があったので申し込んだのです。英語ではなく日本語です。東京都内や鎌倉など関東近辺が中心で、案内は、1日4時間ほどです。業務委託という形です。4時間で5000円という報酬でしたが、趣味と実益も兼ねて、同世代を相手に「気軽に出来るかな」と思い、ネットで履歴書も送って応募したのです。

 「年齢制限があるかな」と思ったら、すんなり通り、Googleミートでのオンライン説明会にも参加できました。そして10月6日の社長面接にまで漕ぎ着けることが出来たのです。ここまで順調でした。しかし、その後、連絡がプッツリ切れました。

異様に難しい手順

 そしたら、8日後の14日にやっと担当の方から、「ガイド担当までの今後の流れについて」といった文面がメールで送られてきました。それが、異様にムズイのです(若者言葉)。

 ①本部やガイド同士で連絡を取り合ったり、注意事項等が記載されているディスコードと呼ばれるアプリをダウンロードして登録し②ディスコードの#業務連絡チャンネル内にあるOJTの日程を提出し③ツアー同行ーという流れになっていました。特に、③のツアー同行とは、シフト提出した方限定で、シフト確定後から初担当までの間に無償でツアー同行いただけます。(交通費、昼食代は自費)といった注意書きが書かれていました。

 結局、私がこのツアー会社との業務委託契約を諦めたのは、昨日になって、急に③のツアー同行が、11月から、無償でなく、ツアー料金の半額を支払ってもらう、と変更したからでした。それが分かっていたら、もっと早く、ツアー同行を申し込んでいたはずなのに、なかなか、申し込みが出来なかった、というよりも、申し込みさせてくれなかったという方が真実に近いからです。

詐欺商法に近いのでは?

 繰り返しになりますが、私の場合、9月末に申し込み、10月6日に、社長面接したのに、ディスコード等、研修の手順を担当者から伝え聞いたのは、それから8日後の10月14日でした。その場で、シフトを申し込んだのに、本部スタッフからは放っておかれ(無視され)て、その担当者に連絡がついたのは、またその1週間後です。時間の無駄ばかりなのです! 要するに、連絡をディスコードと呼ばれるアプリから通信するからいけないのです。電話ですと一発なのに、今のIT時代は、連絡でさえ全てアプリなのです。

 11月からガイド研修が有償になるというので、昨日、10月分のツアーを申し込もうと思いましたら、既に10月分はないじゃありませんか!しかも、本部スタッフによると、ツアー同行(ガイド研修)の申し込みは、OJTのシフトに登録する前でも申し込み出来るというのです。10月14日に送られてきた「ガイド担当までの今後の流れについて」の説明と全く矛盾します。

 となると、会社側は、散々、返信を引き延ばして、人を待たせておいて、10月分の受付を締め切って、値上げの11月分を予約させるということになり、私は「詐欺商法に近いのでは?」と思ってしまったのです。

 でも、社長さんは、自分の祖母が60代で一人暮らしになって引きこもっている生活を見かねて、「何とかシニアでも外に出て色んな人と出会える機会を作りたい」といった高邁な精神でこういったツアーを企画したのでした。私も彼の精神には大いに賛同し、参加したい気持ちでいっぱいでした。しかし、スタッフによるガイドのオリエンテーションがまるでなっていないのです。

仕事にありつけるのか怪しい

 社長さんは、今後、ガイドを今の40人から200人ぐらいに増やしたいと話していましたが、ガイド側から見れば、問題点があります。毎月のツアーは50件ほどです。限られた人しか仕事にありつけないのです。しかも、ディスコードの「ツアー報告」に出て来るガイドさんは同じ人ばかりで、偏りがちに見えます。シフトの選考経過も不透明で、今後、果たして、自分に仕事が回って来るのかどうか怪しくなったきたことも、今回諦める理由になりました。

 しかも、報酬が4時間5000円とはいっても、時給換算すれば1250円です。東京都の最低賃金1226円をわずかに上回る程度です。うるさくディスコードから鳴物入りで流れてくるものを見ると、夜の8時過ぎまで、担当ガイドは、ツアー参加者との写真を送信したりしてます。これは、仕事として義務で、時間外労働になるはずですが、手当は出ないことでしょう。

オリエンテーションは丁寧に

 今の若い人は、デジタルネイティブですから、アプリでの通信連絡は手慣れたものでしょうが、シニアにとっては、イライラばかり募ります。何と言っても、スタッフさんは、もっとしっかり丁寧にオリエンテーションに取り組んでほしいものですよ。

 社長さんの高邁な精神には拍手喝采ですが、残念ながら以上の理由で諦めました。

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