私は「IT音痴」で、とにかく「20年は遅れた男」ですので、Googleという会社は、検索エンジンの会社だとずっと思っていました。
検索とマップ
そしたら、最近になって初めて、色んなことをやっている巨大IT企業だということを知りました。遅いですね(苦笑)。それまで、私が使っていたGoogleは検索とGoogleマップぐらいでした。
検索は以前はYahoo!を使っていましたが、あまりにも広告が多いので、うんざりしていた頃、「Yahoo!も検索エンジンはGoogleを使っている」という噂を聞き、「それなら、検索は本家本元のGoogleを使うか」と転向したに過ぎません。
Googleマップは、私は自他共に認める「方向音痴」ですから、大変よく使います。パリのサントノーレ通りなども日本語でバッチリ出て来ますが、もう海外は夢のまた夢なので、専ら、ドメスティック用で、駅から道順を確かめるために使います。先日も、友人のKさんと一緒に、某県某市の公共ホールで開催された落語「桂文珍・春風亭一之輔の二人会」を聴きに行きましたが、初めて行く場所なので、Googleマップが大いに役立ちました。帰りに行く居酒屋も、これで確かめました。いやあ、Googleマップは本当に便利です。
Googleドキュメント
でも、正直言いまして、Googleは、検索とマップしか使っていなかったとも言えます。そしたら、先日もこの渓流斎ブログに書きましたが、ITメンターのM氏からGoogleドキュメントというマイクロソフト(MS)のwordと同じように使えるワープロを教えてもらいました。これまで、ずっとwordを使い続けて、文書を保存したいときはUSBを使っていたのですが、M氏からは「そのやり方は10年から20年前の標準的な使い方です。2010年以降はクラウドで利用する方が主流となっています」と指摘されたことは、以前書いた通りです。
そこで、私は自分自身を「20年遅れた男」と自称することにしたのです(苦笑)。
それでも、Googleのドキュメントを「保存」しているGoogleドライブを開いたら、私自身が10年以上前に会社(時事通信社)で書いたコラム記事が残っていたのです。知らずに使っていたのか? どうして紛れ込んだのか、自分自身でも不思議です。Googleドライブには、この他、近現代史研究者の名倉有一氏の数年前のセミナー資料も入っていたので、昨晩、名倉氏に問い合わせてみたら、「Eメールに添付できないような大きな画像とかをお送りするとき、私はGoogle Driveを使用しております」とのお答えが返って来ました。そっかあ~、名倉先生は、とっくにGoogleドライブを使いこなしていたのかあ、と思った次第です。
また、生成AI(人工知能)も、ChatGPTぐらいしか知りませんでしたが、M氏からは、GoogleのGeminiという生成AIを教えてもらい結構使っていました。でも、最近はこの渓流斎ブログに「反AI論」を書いた通り、生成AIの使用は控えております。
でも、何か、本日の記事は、Googleの宣伝記事みたいになってしまいましたね。オンラインのセミナーや会議などは、これまでzoomを使っていましたが、今度、オンラインで就職面接する会社からは、zoomではなく、Google meetを使うように指定されました。何か、ますますGoogleのステータスが上がっていく感じです。
ステマ広告が怪しい…
でも、タイトルを「Googleの功罪」にしましたから、便利で使いやすい、しかもタダで使えるというGoogleの「功」ばかりを書くわけにはいきません。強いて「罪」を問うとしましたら、「タダほど怖いものはない」ということです。どうやって稼いでいるのか? 何か裏があると思います。私が思うのは、ステマ広告だと思います。検索のGoogleを使うと、Yahoo!のようにやたらと目立つようなあからさま広告は出て来ませんが、目立たないスポンサー広告が出てきたりします。企業が検索の上位になるようにGoogle社にお金を払っているのではないかという噂を聞いたことがあります。
また、マップを使うと、何もしなくても、やたらと、飲食店やコンビニや理・美容室などが目立つように出て来ます。飲食店には「食べログ」みたいに点数が付いたりしています。これも何か怪しい…。
何と言っても、検索やGメールや、そしてこのようなブログの情報も収集してビッグデータとして、生成AIのGeminiの「足し」にしているのではないか?と勘繰りたくなります。これらは、憶測かもしれませんが、憶測は、ブログだから書けることであり、AIには書けないことだと思っております(苦笑)。
ただし、「罪」という書き方は明らかに間違っておりました。Google社は営利企業でボランティアでやっているわけではないし、やはり、広告がビジネスモデルだからです。至極真っ当な経済活動をしているだけなのかもしれません。ただ一つだけ引っ掛かるとしたら、天文学的な数字の利益をあげている実体と独占禁止法との関係ということになるんでしょうか?
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