ブログの時代は終わった?

《渓流斎日乗》アクセス数の少なさに心折れます keiryusai.net 雑感
《渓流斎日乗》アクセス数の少なさに心折れます keiryusai.net

 年を取ると、誰でも時代の流れについていけないものです。

 一番、卑近な例は、趣味の音楽ですね。いわゆる流行歌といいますか、最新のJ-POPとか、ラップ等はまず聴けなくなりました。いまだに色んなジャンルの曲を聴きますが、今は、昔のボサ・ノヴァとか、ジャズが心落ち着いて聴けます。クラシックは、モーツァルトを除いて、思念的に長くて重過ぎると感じますし、ロックは、もう、うるさ過ぎて聴けなくなりました。それでも、若輩の頃に聴いた1960~80年代のロックなら「懐メロ」として聴けます(笑)。

 そうそう、時代の流れー「時流」の話でした。

gooブログのサービス終了

 今朝新聞を読んでいたら、gooブログのサービスが11月18日で終了することを知りました。「聞いてないよ~」です。gooブログのサービス開始は、2004年3月ということで、21年間の「生命(いのち)」だったことになります。何故、このニュースが衝撃的だったのかといいますと、私がこの《渓流斎日乗》ブログを最初に始めたのが、gooブログだったからです。2005年3月でしたから、当時、最も日の出の勢いで人気があったのがgooブログで、私もそれに飛びついたのだと思います。

 gooブログを運営するのはNTTドコモですが、サービス終了の最大の原因は、広告収入の減少ということでした。アクセス数が最盛期の3分の1程度となり、広告単価も下がり、20~30代の若い人がブログを新たに開設することはほとんどないといいます。もう、経営上、成り立たないということなのでしょう。

 gooブログ以外で、これまで、「yahoo!ブログ」が2019年、「LINE BLOG」が23年にサービスを終了しており、「ブログの時代は終わった」(閉鎖した運営会社の元担当者)と、正直に話す人もいます。

 若い人だけでなく、年配の人も、もう文章を読むことなど面倒臭くて、楽に視聴出来るYouTubeや TikTokなどのSNSの方を好むのでしょう。人気ユーチューバーさんの中には、毎月何十万、何百万円と稼ぐ人もいるらしいですが、それだけ広告収入があって、その一部が還元されているということなのでしょう。ブログなんて馬鹿らしくなるはずです。

莫大な過去記事は消滅か

 サービスが終了したら、莫大なブログの記事はどうなるのかと思ったら、余程の著名人のものでない限り、消滅するそうですね。私の場合、8年前の2017年に、高校の後輩でIT企業を経営していた松長哲聖さんに、タダ同然で、gooブログから引越して、新しくサイト(渓流斎日乗keiryusai.com)を作ってもらったので、こうして、「消滅」から免れました。松長さんには、この恩を何度でもお返ししたいと思っておりましたが、哀しいことに、彼は3年前に53歳の若さで亡くなってしまいました。

 それにしても、「ブログの時代は終わった」なる発言は大変気になります。広告のアフィリエイトも減少して、プロとしてブログをやっている人は、続けていくインセンティブも失われていくことでしょう。

 えっ?私ですか? う〜ん、どうせこのブログは、「今のところ」広告は付いていませんし、ボランティアみたいなものです。でも、これから続けるかどうかについては、いつか、判断しなければならない日が来ると思っています。時流ですから。

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