机の引き出しを整理していたら、奥の方から、握力運動器(ハンドグリッパー)=写真=が出て来ました。「懐かしい…」。20年前ぐらいに買ったものです。いや、買ったことさえ忘れておりました。
それでも、買った当初は、熱心に「運動」していたものです。バネのように柔らかく、10回だろうが、20回だろうが、軽く平気で出来たので、そのうち飽きてしまったのでしょう。引き出しの奥底に眠っておりました。
それが今回、試しに握ってみたら、なかなか握れないのです。正直、1回握るだけで、一苦労でした。利き手の右手なら何とかなりましたが、左手となると、「よっこらしょ」と声を掛けなければ握れません。「嗚呼、握力がなくなったなあ~」と情けなくなりました。
「週刊文春」9月4日号「老化の新概念ダイナペニアが危ない」によると、握力が低下したり、筋力が低下する症状のことを専門用語でダイナペニアという言うらしいですね。私は、加齢で筋肉が低下するサルコペニアは知っておりましたが、ダイナペニアなんて初めて聞く言葉です。私の愛用しているジーニアス英和辞典第3版には、ダイナペニア dynapeniaは掲載されていません(笑)。比較的新しい言葉なのでしょう。
一言で言えば、サルコペニアが加齢による筋肉の「量」の低下だとすると、ダイナペニアは、加齢による筋肉の「質」の低下ということらしいですね。特に、ダイナペニアになると握力が低下し、酷いときには、ペットボトルの蓋さえ開けられなくなるといいます。挙句の果ては、認知症のリスクが高まるとさえ言われています。
原因が「加齢」となると、人間、誰しも逃れられません。少しでも、筋肉の低下を遅らせるよう、トレーニングしたり努力するしかありませんね。
運動施設が豊富の日比谷公園
もう20年以上昔の話ですが、仕事で左遷させられて整理部という朝番、午後番、泊まり番という酷いローテーション職場に配属されたことがあります。朝一番は、午前8時まで出勤しなければならなかったのですが、私は、満員電車を避けて、その30分前には到着するように早く自宅を出ました。早めに出たのは、日比谷公園にある鉄棒でトレーニングするためもありました。いや若かったでしたね(笑)。早朝でしたが、私と同じような境遇のサラリーマンか、官僚が、同じように身体を鍛えておりました。ちなみに、日比谷公園の近くに霞ケ関の官庁街があります。
今はどうなっているのか知りませんが、日比谷公園は結構、ちょっとした運動施設が揃っていて、ある所に看板がいくつもありました。そこには、「20歳の筋力を100とすると、40歳になると筋力はその半分の50になる」と図で描かれていました。「えっ? 半分⁉」私は、一瞬、声が喉に詰まり、驚愕したものでした。
そっかあ~、私の握力も、20年前と比べて半分になっているのかもしれませんね。
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