昨晩(4月15日)は、東京・東銀座の時事通信社13階にある「ラウンジ・ヒビヤ」で開かれた懇親会に参加しました。京都にお住まいの京洛先生が久方ぶりに坂東に下向されるということで、会が催されましたが、来月には京洛先生がめでたくも傘寿(80歳の誕生日)を迎えるということで、その誕生会を兼ねることになりました。
京洛先生は80歳にならんとするのに、見た目にはそんな老人には見えません。還暦、いや、50歳代だと言われてもおかしくありません。化け物です(笑)。若さの秘訣は決して教えてくれません。でも、少し分かります。彼の人脈の広さです。彼が一声掛ければ、50人や100人は簡単に集まります。今回も数人レベルの懇親会かと思っていたら、何と、結局、私も含めて24人も集まりました。皆さん、余程お暇なのでしょう(笑)。平均年齢は60代後半ぐらいでしょうが、「現役」を続けている人も多かったでした。
京洛先生はかつて、東京・渋谷で毎月1回、「おつな寿司セミナー」という勉強会を開催していた主宰者でした。参加者はマスコミ関係の人が多かったのですが、ゲストは、政治家秘書から刺青師に至るまで多士済々で、もう亡くなられましたが、「信長の棺」など時代小説のベストセラー作家加藤廣さんも主要メンバーでした。この会も15年前に解散したので、昨晩は10年ぶりか15年ぶりにお会いする人もいて、本当に懐かしい思いをしました。
論説委員に大出世
その1人が東京新聞のS君です。彼と会ったのも、10年ぶりか15年ぶりぐらいでした。彼は、論説委員にまで大出世していて、社説まで執筆していたのです。彼は「社説なんか誰も読みませんからねえ」と卑下しておりましたが、私は彼の若い頃を知っているので、「随分偉くなったなあ~」と目を細めてしまいました。紙面では、彼は顔写真入りでしばしば登場して、年金や社会福祉関係の記事を書いておりますが、新聞社卒業後は何処かの大学教授の職を得たいと話しておりました。そのために、彼は目下、博士号取得に勤しんでいるようです。
「ラヂオプレス」に転職
NHKで北京特派員なども務めた中国通のY君とも久しぶりに再会しましたが、彼は「ラヂオプレス」に転職していたことが分かりました。定年間際になり、定年延長で居残っても、給料が大幅にダウンすることから、「やってられない」と色々と職探しをして、落選を重ねて21番目ぐらいでやっと採用されたそうです。彼が偉いところは、コネではなく、ちゃんと試験を受けて、実力で入社したということです。「ラヂオプレス」は戦前の1941年に外務省の外郭団体として設立された海外の情報を収集して発信する通信社ですが、2012年に外務省から独立して一般財団法人に移行しました。
人生相談の名手
ここまでは、当たり障りのない話で、これからが本番で、23人全員とはゆっくり話せませんでしたが、色々とインサイダー情報を聴きました。でも、残念ながら、万人監視のブログには書けない話ばかりでした。途中で皆が自己紹介風の挨拶をし、何人もの人が「私は会社を辞めようと思いましたが、京洛先生に説得されて、しがみつくことにしました。恩人です」と発言していたので吃驚です。彼は人生相談したくなるようなタイプです。それがこうした人脈の広さに繋がったのだと再認識しました。
写真は、参加したIさんから頂いた清酒と、京洛先生の京菓子のお土産です。お後が宜しいようで。
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