どなたでもそうでしょうが、私も複数の銀行口座を持っております。しかしながら、人生終末に近づくと訳が分からなくなるので、いつか整理しなければなりません。そこで、もう何年も利用していないネット銀行の口座を解約することにしました。残高もゼロです。そのネット銀行は、しょっちゅうフィッシング詐欺に遭っているらしく、そのせいか、しょっちゅう「フィッシング詐欺に注意」と喚起するメールが送られて来ます。また、昔は、そのネット銀行は、普通銀行よりも結構金利が高かったので利用していたのですが、最近では大した金利も付かなく、利用し甲斐がなくなっていたのです。
簡単に、瞬時に、解約できるものと高を括っていたのですが、結構煩雑で、苦労しましたよ。
スマホでは解約できず
まず、スマホで解約しようとしたら、「スマホでは解約できません。パソコンから解約手続きしてください」と警告が出てくるではありませんか! 聞いてないよ~、です。
次に、パソコンから口座を解約しようとしたら、「貴方は外貨預金普通口座をお持ちなんで、そちらの口座を先に解約しないと普通預金口座は解約できませんよーーーだ」と来たもんだ。
ワンタイムパスワードを入力せよ
しょうがないので、その外貨預金普通口座をどうにか解約し、やっと、普通預金口座を解約しようとしたら、「アプリを立ち上げて、ワンタイムパスワードを送信して、その数字を入力してください」と表示されたのです。
えーーーー! アプリなんかとっくの昔にスマホから削除しておりました。仕方がないので、もう一度、そのネット銀行のアプリをダウンロードして、口座番号やらパスワードやら入力して、やっとアプリを立ち上げ、ワンタイムパスワードを入力することが出来ました。
これで無事終了かと思ったら、「実行不可能」となりました。その「注意」を読んでみたら、どうやら、二重にログインしているらしいのです。勘弁してくれい~。そこで、パソコンを再起動して、もう一度、口座番号やパスワードを入れたりして一からやり直し! そして、もう一度、スマホのアプリからワンタイムパスワードを発行させ、その番号をパソコン画面に入力して、やっと、やっと、普通預金口座を解約できました。
抜けるのに苦労する組織のよう
Facebookも解約する際に、「それでも解約しますか?」「えっ?それでも解約しますか?」「えーー?それでも解約するんですか?」と何度も何度も表示が出てきたことを思い出しました。何で、ネット社会はこんなに解約手続きが複雑で大変なんでしょうか? 「セキュリティがしっかりしているから」と納得すれば良いのかもしれませんが、契約は、怪しげな契約でも、いとも容易く、瞬時に出来ますからね。まるで組織から抜けるのに大変苦労するあの世界を思い起こしてしまいました。
コメント