「食べログ」にハマってしまった話

某居酒屋店の看板メニュー(Wikimedia) 雑感
某居酒屋店の看板メニュー(Wikimedia)

 単なる身辺雑記です。

 昨晩は、最寄り駅近くにある有名居酒屋で、呑み友達のK氏と一献傾けました。「宮仕え」しないとどうも人様との交流が大幅に減り、現在の自分の立ち位置を見失ってしまうことがあります。そういう意味で、月に1度、K氏と会うのもSocial interactionの一環だと思っております。

 有名居酒屋は、食アプリの「食べログ」で昨年の「百名店」に選出されたお店です。初めて行ってみました。最近、この「食べログ」に凝ってしまい、お店選びに使わせてもらっております。消費者というか顧客が点数を付けていて、5点満点中4.00点以上というお店はあんまりありません。全国で何百店もないと思います。(ただし、アルゴリズムが導入されていると見られ、この点数が何処まで信用性を担保出来るのか、懐疑的な面もあります)

「百名店」のお店

 ちなみに、ミシュランの常連、東京、京橋の天麩羅「深町」は4.17点、東京・銀座の有名フレンチ「レカン」は4.16点、予約が取れないことで有名な東京・市谷の炭火焼肉「なかはら」は4.02点ですが、いずれも最低2〜3万円は掛かりますから富裕層向けです。お呼びでない(笑)。昨年鰻屋部門で百名店に選出された埼玉県浦和の「むさし乃」は3.96点、同じく居酒屋部門の百名店に選ばれた明治38年創業の老舗中の老舗、東京・神田の「みますや」は3.66点です。昨晩行った居酒屋も百名店に選ばれただけあって3.64点と結構、高得点です。

 で、お味は? 最初に出された「お通し」で吃驚です。何という名前か知りませんが、鶏肉入りのスープみたいなもので、「こりゃあ、美味い」と口に出してしまいました。刺身盛り合わせ、カキフライ、もつ煮込み、春野菜の天麩羅、鶏のつくね…とバカバカ注文し、飲み物も「最初はビール」から地酒が充実していたので、山形県の「山形正宗」や埼玉県の「神亀」などを調子ではなく銚子に乗ったK氏がこれまたバカスカと何本も注文したので、お会計は目の玉が飛び出るほどの値段になってしまいました(苦笑)。

 以前、渓流斎ブログに書いたことがありますが、全国の居酒屋のお酒のメニューは、大抵、「岡永」という酒問屋さんが卸しています。ですから、「八海山」や「三千盛」や「大関」など大体、お酒のメニューが似通っているのです。でも、昨晩の居酒屋は、あまり聞いたことがない地酒ばかり揃えていたので、「これは岡永じゃないな」とピンと来たのでした。

起業家「飯田兄弟」

 この岡永は、明治17年に創業され、「飯田兄弟」で有名な長兄飯田博氏が承継しました。飯田兄弟は起業家の血を引いており、次男の飯田保氏は、居酒屋チェーン「天狗」を創業し、三男の飯田観氏は、スーパーの「オーケー」を創業し、五男の飯田亮氏は、警備保障の「セコム」を創業しております。

 「セコム」のライバルである綜合警備保障「ALSOK」の創業者は、元内務官僚で、初代の内閣総理大臣官房調査室長(現内閣情報調査室)を務めた村井順氏でした。…まあ、こんな調子で、世の中の半可通の「雑学」談話で夜も更けました。

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