「楽しい日本」賛成です

首相に指名された石破茂氏 Wikimedia 雑感
首相に指名された石破茂氏 Wikimedia

 

天声人語が後追い?

 昨日は、拙ブログで、トランプ米大統領によるメキシコ湾からアメリカ湾への強制名称変更のことを取り上げましたが、本日(2月15日)付朝日新聞朝刊の名物コラム「天声人語」で、この同じ「アメリカ湾の問題」を取り上げておりました。

 嬉しくなりました(笑)。1日の差とはいえ、私の方が先行して真似したわけではないからです。ニュースは森羅万象、毎日毎日溢れています。事件、事故から汚職、名誉棄損、詐欺、売名行為に至るまでさまざまです。ジャーナリズムと気取ってはいますが、寝た子を叩き起こすようなお節介なニュースもあります。

 そんな中で、ただ1本、コラムになるような相応しい話題を取り上げることは至難の業です。要するに「目の付け所」が問われるわけです。今回、たまたまでしょうが、その「目の付け所」が天下の天声人語さまと一致したことは、満更でもないと思ってしまうのです(笑)。

石破首相の施政方針演説

 そこで、本日は、石破茂首相が先の施政方針演説で大々的に掲げた「楽しい日本」を取り上げます。これは、真似っこです(笑)。先の同日付朝日新聞朝刊で、高名な高橋純子編集委員様が「多事奏論」で噛みついていたのです。高橋様は、「楽しい日本」に強い違和感を覚えたというのです。

よしあしは別として、「豊か」「強い」は国の目標になり得る。客観的指標があるから。だけど「楽しい」は無理だろ……と、(以下略)

 私なんか、「無理だろう」と書いてしまいますが、高橋様は「無理だろ」と自信満々です。声が聞こえて来そうです。

 私の意見は、その正反対で、石破首相の掲げる「楽しい日本」は大いに結構だと思っています。日々のニュースに接していると碌なことが起きておらず、夢も希望も持てないような世の中になっています。せめて政権を担う最高指導者が、「楽しい日本」を主張するならそれで良しとします。楽しい日本じゃないから反意語的意味が深まれていると、深読み屋の私は解釈します。

ゴンチチの楽しいこととは?

 私は、毎週土曜日の午前、NHK-FMで放送されるゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」を聴いておりますが、過日、音楽の合間のトークで、ゴンチチのチチ松村さんが、ゴンザレス三上さんに対して、「最近、何か楽しいことあったか?」と聞きます。すると、三上さんは「そうですね…、やっぱり…」とちょっと間を置いた後、「ないですね~」と答えたのです。

 私はずっこけで大笑いしてしまいました。ゴンチチと言えば、世界的に知られるギター・デュオで、功成り名を遂げて、経済的に心配なく、毎日好きな事だけやって、楽しい生活を送っていると思っておりました。だから、この「(楽しいことは)ないですね〜」には、思わず爆笑してしまったわけです。

 改めて、日本の総理大臣が「楽しい日本」を宣言するのは良い事ではないでしょうか。少なくとも「日本を再び偉大にする」よりは良いと思います。

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