IT社会になっての深い深い悩み

ラップトップパソコン Wikimedia Commons 雑感
ラップトップパソコン Wikimedia Commons

 先日、気晴らしを求めて映画館に足を運んだのは、深いワケがありました。ストレスでいっぱいになったからでした。

パスワードが漏洩?

 大変親切なGoogleさんが、「パスワード・チェックアップ」なる連絡メールを送ってくださったのです。それによると、あたしの場合ですが、「漏洩した可能性があるパスワードは18件」「使い回しているパスワードが27件」「脆弱なパスワードを使用しているアカウントが34件」もあるというのです。

 大変、大変、有難い「お知らせ」なのですが、嫌なことを思い出して、ストレスでいっぱいになってしまいました。それは、もう10年以上昔ですが、今のパソコンの前に新しくパソコンを買い換えた時に設定に苦労しました。メーカーをはっきりと書きますが、当時、日本で最も売れていた安心できるNECのパソコンでした。大変親切でした。電話をすると、オペレーターなる人が対応してくれました。でも、何という言い方か忘れましたが、本部で遠隔操作をしてくれますが、私が見ている画面の中で、向こうが色々と設定の操作をしてくれるのです。ゾッとしましたね。私が何もしなくても、外部から遠隔でやりたい放題に?何でもオペレーション操作していたからです。

 「は、はあん、これが、ハッカー(乗っ取り)されたりした時になる状態なんだろうな」と思いました。

 Googleさんが知らせてくれた「漏洩した可能性があるパスワード」のほとんどが、今では殆ど利用していない昔使ったことがある本や衣服や雑貨など通販のサイトのパスワードでした。ですから、削除してしまいました。

ネット契約の処分問題

 それでも尚、ストレスが止まらなかったのは、今後、将来に関する不安と悩みです。私は、ネット銀行をはじめ、色々とネット上で契約をしていますが、当然のことながら、IDとパスワードがあります。でも、いつかはこの世から身まからなければなりませんし、いつかはこれらは全て、解約する必要に迫られることでしょう。はっきり言って、このブログもそうです。いつかは、自分が生きているうちに、サーバーもドメインも解約しなければならないと思っています。

 その前に溜まりに溜まった今はあまり利用しないアプリのIDやパスワードなども処分しなければならないのですが、面倒くさくてしょうがありません。こういう作業は、要するに「終活」ですよね?(笑)。「アナログ時代は、こんなことで一切悩むことがなかったのになあ」と昔の人が羨ましくなってしまいました。

 ストレス解消のために観た筒井康隆原作の映画「敵」は、たまたま、一言で言えば、独り暮らしの元大学教授の終活の話だったので、思わず見入ってしまいました。ただし、この主人公は、紙で遺書を書いて、財産分与を明確にして、資産は銀行の紙の通帳にあるので、ネット解約等で悩むことはありませんでした。その点では参考になりませんでした(苦笑)。

 このブログをお読みになっている皆さんの年齢は見当もつきませんが、もし、高齢者の方でしたら、いや、不慮の事故や事件や災害に巻き込まれることもありますから、年齢は関係ありません。ネット上のIDとパスワード問題について、どんな考えをお持ちなのでしょうか?

 「いつまでも、あると思うな、自分の生命」Life is finite. です。 

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