12月10日(火)、武蔵一宮氷川神社で行われた「大宮十日市(とおかまち)」に初めて行って参りました。平日ですから、丸の内にお勤めのOLさんやお堅い公務員や会社員さんは無理でしょう。天下の素浪人になって、やっと足を運ぶことが出来たのです。
と思いきや、結構、お子さん連れの家族や若い人も見掛けました。あれっ? 学校じゃないの? それに、夜の10時ごろまでやっているそうですから、サラリーマンも仕事帰りに寄れそうです。
このように、全く何の予備知識もなく、気軽に行ったので、吃驚仰天してしまいました。何しろ、桁違いでした。
「武蔵一宮」氷川神社の創建は2400年以上昔の第5代考昭天皇の御世と言われております。御祭神は、八俣のおろちを退治した「須佐之男命」(すさのおのみこと)と、その妻「稲田姫命」(いなだひめのみこと)。それに、稲羽の白兎を助けた「大国主命」(大己貴命=おおなむちのみこと)です。武蔵国(東京、埼玉、神奈川)にある氷川神社280数社の総本社なのです。境内地は約3万坪だといいますから、かなり広い。サッカー場や競輪場もある大宮公園が隣接していますが、これらの公園も全て、昔は氷川神社の敷地だったと聞いたことがあります。
大宮十日市は、武蔵一宮氷川神社が11月30日から12月11日まで12日間に渡って開催する「大湯祭(だいとうさい)」のメーンイベントです。と、私が勝手に言ってしまっては怒られますが、「本祭」の酉の市です。神社境内や参道周辺には、縁起物の熊手の露天商や焼きそば、タコ焼き、お好み焼きなど祭に欠かせない食べ物の露店などが300店も並んでおりました。
いや、私が数えたわけではありません。あまりにも多いので、100店ぐらいかな、と思っていたら、武蔵一宮氷川神社のHPには約300店と書かれておりました(笑)。それより、私が感心したのは、露天商の差配です。場所取りから始まって、簡易電気やプロパンガスまで準備しなければなりません。食べ物だけではなく、玩具屋さんやお面やさんなどもありますからその配置にも気を遣わなければなりません。恐らく、新宿に本拠地があるK会が仕切られたのではないかと想像しますが、それはそれは見事でした。
何と言っても、私が一番驚いたのは熊手の露天商です。その大きさといい、種類といい、こんな凄い熊手はこれまで見たことはありませんでした。熊手は「商売繁盛」や「開運招福」などの縁起物です。小さいものでしたら、結構、買って帰る人を見掛けました。とにかく、桁違いに大きい熊手には本当に驚愕しました。
結局、私は何も買わず、何も食べず、単なる「冷やかし」で終わってしまいましたが、何か、パワーをもらった気がしました。
何しろ、最近は随分、足腰が弱ってきたことを自覚しています。「一の鳥居」から「本殿」までの参道を歩いたら、信号待ちも入れて40分以上も掛かりました。「二の鳥居」辺りから露天商が並び始め、人で混雑してきたせいもあります。歩くだけで一苦労でした。
約2.5キロで、「日本一長い参道」と言われているらしいのですが、ネット情報なので真偽は不明です。私は、初めて歩きましたが、歩いただけで疲れてしまいました(苦笑)。
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