ここ十数年、年賀状は毎年、東京・新橋の駅前ビル内にあるチケット・ショップで裏が印刷されている「絵付き年賀状」を購入していました。今年もそうしようと、11月初め、あるショップに電話してみました。わざわざ電車賃をかけて出掛けるので「まだです」と言われたら当てが外れてしまいますからね。そしたら、「まだ入荷していません。いつ入荷するかも分かりません」と言うではありませんか。結構、事務的で、冷たい感じがしたので、「もういいや」と思ってしまいました。
そう言えば、今年は高価なプリンターに買い換えたわけだし、「自分で年賀状に挑戦してみるか」ということで本屋さんに行ってみました。そしたら、何冊も何冊も「年賀状製作キット」が販売されているので、目が回って迷ってしまいました。そこで、えい、やっ!と思い切って選んだのが、写真の「筆まめ年賀状 2025年版」(技術評論社)でした。DVD-ROMが付いて、たったの438円なのです。一番安い「本」でしたが、私のような老兵にとってこれで十分です。
セッティングからプリントまで1~2時間掛かりましたが、裏の絵柄だけは、あっという間に完成しました。この「あっという間に完成」とは、この本のマニュアルに書いてありましたが、嘘偽りなく、その通りでした(笑)。こんな楽に印刷出来るとは(実は途中で少し躓きましたが)、プリンターを買い換えて本当に良かったと思いましたよ。
友人は全治4カ月の重傷
扨て、今年9月末に、中学生時代からの友人A君らと私の慰労会を兼ねて、御徒町で一緒に飲む約束をしました。そしたら、A君は最後まで姿を現さず、メールも電話も通じませんでした。8日も経って、やっとメールが繋がり、彼が言うところによれば、深酒して酔って転倒し、目下入院しているというのです。
この話は以前、この渓流斎ブロブにも書きましたが、そのA君は今どうしているのかと言いますと、いまだに入院中で、越年しそうだというのです。彼は、あまり自分のことを詳しく語りたがらないタイプなのでまだ詳細は分かりませんが、どうやら転倒して後頭部を打撲する全治3週間ではなく、全治4カ月の重傷でした。リハビリの末、最近やっと200メートルぐらいは杖を使って歩けるようになったというのです。
病院で越年するというので、「年賀状はどうしますか?」と正直に質問したところ、彼は「私の方からまず出せませんけど、余るようなら出してくれれば有難く読ませて頂きます」と言うのです。まあ、彼とは同い年ですから、さすがに旧いアナログ時代に青春を過ごした人間同士だなあ、と私も嬉しくなってしまいました。
勿論、私が御自ら「裏の絵柄」をプリントアウトした年賀状を彼にも出すつもりです。
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