「人生100年時代のための脳科学 ~脳と健康寿命の関わり~」第1回講座を受講しました

公開講座「人生100年時代のための脳科学 」 雑感
公開講座「人生100年時代のための脳科学 」

 私は「健康になれるのなら死んでも良い」というタイプなので、結構、健康には気を遣っています。と言いながらも、暴飲暴食したり、深酒したりすることもありますが(笑)。

 でも、タバコは30歳の時にキッパリやめて、毎日5000歩ぐらいは歩くように努めています。夜も早く寝て早く起きるように心掛けています。とにかく、私は心身が不調ですと、生きているのが直ぐ嫌になってしまうのです。身体的にも、精神的にも、穏やかに健やかになることが出来れば、宝石だって、名誉や地位やお金だって、健康に勝るものはなく、人間なら他に何もいらないはずです。

 ということで、神戸の甲南大学が一般向けに健康寿命に関する講座を11月から5回に渡って、東京で開講するという案内が先月初めにメールで来ましたので早速申し込みました。最近はセミナーが続き、私も貧乏暇なしで忙しくなりました。

タダより怖いものはなし

 甲南大学の講座を知ったのはもう15年以上昔のことです。有楽町の三省堂書店で雑誌を買ったら、昔ですからタダでビニールの袋に入れてくれ、その中に電子辞書の広告などと一緒にこの甲南大学の社会人向け講座の案内(パンフレット)が入っていたのでした。「無料」でしたので、何回か受講しました。その後、あまり興味がない講座が続いていたので5~6年はさぼっておりました。

 そしたら、今回から甲南大学に3000円以上寄付した人に限り受講できるというシステムになっていました。それは大いに賛成です。世の中、タダより怖いものはありませんからね(笑)。私は、その最低額の何倍もの高額な寄付金を収めて(偉そうに!)受講することに致しました。

公開講座「人生100年時代のための脳科学 」
公開講座「人生100年時代のための脳科学 」

 公開講座のタイトルは、「人生100年時代のための脳科学 ~脳と健康寿命の関わり~」で、講師は、甲南大学知能情報学部准教授の前田多章氏です。脳科学がご専門で、慶応大学で医学博士を取得された方のようです。

 添付した写真には、講座の概要と、回ごとのタイトルと内容まで書かれていますので、もうこれ以上書くことはありませんが、それではブログにはならないので、蛇足的な感想文を書くことに致しましょう(笑)。

 日本人の平均寿命は2023年、男性81.09歳、女性87.14歳でしたが、介護や支援もいらない健康寿命となりますと、それより約10年も短いというのです。ひょぇ~です。慌てふためいても、泣いても笑っても喚いても、駄目なものは駄目なのですが、出来るだけ長く健康寿命を伸ばすにはどうしたらいいのか、という助言やヒントを知りたいがために、嗚呼、それだけのために、私は甲南大学に多額の?寄付をして、この5回の講座を受けることにしたのでした。

第1回のテーマは「健康であること」

 11月11日(月)、第1回のテーマは「健康であること」でした。健康を維持するために最も重要なことは①良質な睡眠②適正な食事③適度な運動の3点であることを改めて教えて頂きました。

 1回目の講座でしたので、脳と健康寿命に関して、全体の概論的な話が多かったのですが、私が今回一番印象に残ったお話は「睡眠」の重要さでした。人間には体内時計があって、夜は10時から12時前には床に就いて、8時間ぐらい眠るのが一番良いそうです。寝る前はメラトニンと呼ばれる体温を下げ、成長ホルモンの分泌を促し、ストレスを対処するコルチゾールを抑制するホルモンが出て、夜中の3時か4時頃までに成長ホルモンが出ます。このホルモンは骨や筋肉の発達に関係しているので、昔からよく「寝る子は育つ」と言われるように、寝ない子どもは身長も伸びないといいます。

 また、寝ている間に脳内の記憶が書き換えられたりするので、深酒などで寝ないと記憶が消えるというのです。確かに私も酔った翌日、自分が何をしていたのか覚えておらず、気が付いたら友人宅の寝床にいたことも何度かありましたね(苦笑)。

 スポーツも同じで、いくらバットの素振りを何回もしても、寝ないと身に付かないし、記憶にも残らないといいます。昔のプロ野球選手らは豪快で、試合が終わると夜の銀座に飲みに繰り出して、ほとんど寝ないで翌日の試合に臨んだ選手もいたようですが、それでは駄目だということです。よく知られているように、ドジャースの大谷翔平選手なんかは、異様に睡眠を大事する人で、10時間近く寝て、夜、チームメートと一緒に飲みに行かないようです。だから、遠征試合でニューヨークに行っても、ホテルの外に出ないので、「街のことはよく知りません」とインタビューで答えたりしていました。まさに野球一筋です。それ以外興味がないのでしょう。歴史や地理やミュージカルやオペラも。それに何と言っても、大谷選手は、睡眠によって技術が脳に保存され、記憶される仕組みを自ら自然に知ったのか、誰かから教えてもらったに違いないのです。

 これから残り4回の講座を聴講するのが楽しみです。その楽しみのためだけにこれから生きていこうと思っています(大袈裟な!)。

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