本日は、畏友栗原さんのお導きで、昼間っから大宮・氷川参道の一の鳥居近くにある明治30年創業で川魚料理の老舗「かのうや」で小宴会を催しました。二人とも素浪人の身ですから、お店は平日の昼間なら空(す)いているだろうと安心立命、希望的観測で出掛けたところ、何と満員御礼です。結局、20分以上も待たされてやっと席に案内されました。
小金持ちの富裕層と有閑マダムが多いという証拠です(笑)。
畏友栗原さんはこのブログでは何度も登場しております。これまではKさんとイニシャルにしておりましたが、私も素浪人になったのでもう匿名は良いでしょう(笑)。
手作り名刺に大笑い
このブログを長らくお読みの皆さんでしたら、周知のことですが、私は最近、プリンターを買い換えて、素浪人になった名刺まで新しいプリンターで作ってしまったので、栗原さんにもその名刺をお渡ししました。そしたら、彼は「くっ、くっ、くっ」と笑いだして、3分間もその笑いが止まらないのです。何がそんなに可笑しいんでしょうかねえ?
恐らく筆名が可笑しいと思われたので、彼に説明しました。この名前は元会社の先輩で占い師になった古澤鳳悦師の姓名判断の画数で決めました。「たかた・きんのすけ」と「あいうえお」の五音が全て含まれています。これは徳川家康も同じです。「とくがわ・いえやす」には「あいうえお」の母音が全て含まれています。古澤鳳悦師は、私が諱(いみな=本名)で世間を渡ることは姓名判断上、どうしても成功しないと仰るのです。私の諱の画数では凶の相が出てしまうというのです。
そこで、色々と考えた末の筆名が「高田謹之祐」です。謹之祐は、夏目漱石の本名「金之助」にあやかりました。「謹んで、天のお助けをお受け致します」といった意味も込めています。「祐」には職業として祐筆の意味もあります。…そう栗原さんに説明したところ、彼は尚も噴き出して、「くっ、くっ、くっ」と笑い続けるのです。困ったもんです。
Social Connection
一番高い料理を注文して、他愛のない話題に終始しましたが、8割近くは私が話し、栗原さんは専ら聞き役に徹してくれました。勿論、自民党が大敗した先の総選挙の話から本日の米国大統領選挙の話まで多岐に渡りましたが、お互い、自宅が案外近いので、引き籠ることなく、今後もせめて1カ月に1遍ぐらいは会って、呆けないようsocial connectionを取り合いましょう、ということで一致しました(笑)。
私も早速、4万5000円も支払って、東武バスのシニア向け年間パス(定期)を購入しました。これだけ投資すれば、自ずと外に出掛けることになりますからね(笑)。
粋と野暮
彼の話で一番面白かったことは、最近の日本人に粋(いき)のある人が減ったということでした。皆、誰もがコセコセして自分のことしか考えていない。江戸時代は道幅が狭かったので、行き交う時はお互いに道を譲り合いました。それも粋の一つです。かつての日本人はそれだけ粋を重視していたのに、今や野暮な連中ばかりなってしまったと嘆くのです。
同感です。
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