8月27日、また一人、高校時代の同級生の友人が亡くなってしまいました。クラスメートとしては、神林康君、田中英夫君に続いて3人目です。彼は、こんな野蛮なブログやネット情報には懐疑的な人でしたので、ここでは彼の名前を出すことは控えまして、KT君とさせて頂きます。
今年6月に高校の同窓会が開催されたのですが、KT君からは「同窓会を楽しみにしておりましたが、体調が思わしくなく、欠席とさせていただきます。」といった趣旨のメールが送られて来ました。このメールで我々の多くが、彼が闘病中であることを初めて知りました。
そのメールには、「(闘病中)私の支えになったのは、YouTubeで見た特攻隊員の遺書でした。19、20くらいの若者が父、母、許嫁に残した手紙に、外国人が涙してました。彼らに比べれば、自分は孫にも恵まれ幸せだと感じ、平常心を保って人生を全うしようと考えています。」とありました。自分は大変な思いをしているのに、人はこんなに冷静になれるものかと感服しました。
あれから2カ月、こんなに早く彼が旅立ってしまうとは思いも寄りませんでした。悲しくてやりきれません。
特に、KT君は、クラスは違いましたが、私と出身中学校も同じでしたので、二重のショックでした。物静かで真面目な性格で、いつも真剣な表情で先生の話を聴いて、しきりにノートに筆記していた姿が思い浮かびます。
高校卒業後、ほとんど会うことはありませんでしたが、岡本君が始めたOB会(その後、同窓会に発展)などでたまに会うこともありました。相変わらず、人より目立つことが嫌いで、家族思いの一市井人を貫き通しました。
恐らく、彼自身がこんなブログに書かれることは本人の意図したことではなかったかもしれませんが、彼への追悼を込めて敢えて、その禁を破らさせて頂きました。
KT君のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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