【気になること】「尖閣は中国領」「南京大虐殺を忘れるな」NHKラジオで叫んだ中国人の正体

「週刊新潮」2024年9月5日号 雑感
「週刊新潮」2024年9月5日号

  久し振りに「週刊新潮」を購入しました。「『尖閣は中国領」』『南京大虐殺を忘れるな』 NHKラジオで叫んだ中国人の驚くべき正体」を読みたかったからでした。建前の新聞を読んでも、何も報道されていませんからね。

 それにしても、最近の中国はどうも危なっかしいですね。8月26日、中国軍機が初めて長崎県沖を領海侵犯し、自衛隊機がスクランブル発進する事態に発展しました。「台湾進攻」を目論む習近平政権の予行演習みたいなものだったのでしょうか? 

 その1週間前の8月17日に起きた事件が、この中国人NHKスタッフの問題発言です。酒場で与太話として叫んでいれば別に問題はなかったかもしれませんが、これは公共の電波を使った明らかなプロパガンダ放送です。週刊新潮の記事によると、NHKの国際放送は、ラジオとテレビを合わせて約36億円もの国家予算が計上されているということですから、要するに原資は日本人の庶民の税金です。つまり、この問題に関しては、国民にも発言権が大いにあるということです。ということで、私はNHK会長は、この問題の責任を取って辞職するべきだと思っています。

 今のところ、問題発言した中国人は解雇されただけで、何ら処罰を受けていないようですが、もし、日本人が北京で「尖閣諸島は日本の固有の領土です」と発言しようものなら、最近面白いように理由もなく日本人をターゲットにして捕まえているスパイ罪どころではなく、もっと重い国家転覆罪か何かで厳重に処罰されるのではないでしょうか?

 で、問題発言した人物ですが、1975年、中国・山西省生まれの49歳。東大大学院総合文化研究科のの修士課程を修了したといいます。2002年からNHKの外部スタッフとして従事していたといいますから勤続22年の大ベテランです。NHK以外にも香港拠点の衛星放送(政府出資の国営メディア)の特派記者も兼ねているそうで、NHKをクビになっても「安住の地」があるので、「本性を露にしたのだろうか」と記事には書かれています。

 1975年生まれは、ちょうど、江沢民政権らによる「反日教育」が刷り込まれた世代です。自分の政権を安定させるために、自国を安泰させるために、外国の勢力からの危機を煽って不都合な真実を隠そうとする為政者がよくやる手口です。中国の景気が悪いのも、郵便ポストが赤いのも、何でも日本のせいだというわけです。

 でも、件の中国人は、四半世紀も日本に住んでいたとしたら、少しぐらい日本人の勤勉さや、おせっかいな温かさなどにも触れ、本国とは比べものにならないぐらいの言論や発言の自由があることを身に染みて感じたはずですけどね。

 あっ、そうか。発言の自由があるから本音が出たのかな? とはいえ、あまりにも軽率過ぎますね。もし、確信犯として以前から相当準備していた発言だとしたら、刑事告訴するべきだと思っています。

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