人気者・春風亭一之輔の予約前売りが数秒で売り切れ?

東京・上野「鈴本演芸場」Wikimedia Commons 雑感
東京・上野「鈴本演芸場」Wikimedia Commons

 「これからは『毎日が日曜日』の生活になるから、何か趣味を持たないとボケるよ」。口の悪い知人がそう説教してくるので、フと考えました。でも、今さらなあ~というのが正直な気持ちです。

 有難いことに仕事が趣味みたいな生活を何十年も続けさせて頂いたので、その延長が続くからです。でも、気合を入れて、高級な、というか、かなり高価な引っ越し公演のオペラ(12万円?)や歌舞伎(1万6000円?)や、ある程度の入場料がいる能や文楽では続きません。私は庶民ですから、続けられるのは、美術館や博物館や映画館通い、そして落語ぐらいです。寄席は、大体3000円前後で半日楽しめますからね。(東京・池袋演芸場は最高です。一般2800円のところ、65歳以上は2300円になる割引があったりします!)

 何と言っても、笑うことは健康に一番良いといいますから、落語は「聴く薬」になると言っても過言ではないでしょう。一石二鳥です。先日、池袋の居酒屋「大都会」で久し振りに歓談した旧友の石田君も、話をしていたら、彼は意外にも落語ファンでした。彼の地元に住んでいる桂伸衛門(落語芸術協会)と西荻窪の三遊亭志う歌(落語協会)の贔屓だというので、「へ~」と思ってしまいました。お二人とも40歳前半の中堅で脂が乗りきる頃です。私自身は、お二人とも高座で拝聴したことがないので、いつか機会があれば聴いてみたいと思っています。(桂伸衛門さんは飲み屋さんでお見掛けしたことがあります)

わずか一瞬の出来事

 その前に、東京・上野の鈴本演芸場で、テレビの「笑点」のメンバーに選ばれて全国区になって大人気者になった春風亭一之輔の独演会が8月31日(土)にあり、前売り予約販売が18日(日)午後1時からあることを知りました。鈴本演芸場は、私はよく行く寄席ですが、当日行くだけで、予約などしたことがありません。

 それでも、一之輔は人気者なので予約しておいた方が良いかも、と昨日のうちからスマホで、初めて鈴本演芸場の会員登録して、18日午後1時の予約日時に待機しておりました。

 午後1時になりました。それ行け―、と座席を探したところ、どこもバッテン(×)です。あれっ?おかしいなあ…。最初からやり直して見ると、今度は赤字で「満席」の表示です。何度やっても同じでした。

 ありえへん!!(何で関西弁?)

 わずか、数秒で285もの全席が予約で消えてなくなるってことあり得るんすかあ~? アイドルのコンサートなら考えられるかもしれませんが、これは陰謀だあ~と大声で叫びたくなりました。

 正規価格は3500円でしたが、どうせ、高価格で転売する輩も出現することでしょう。庶民のささやかな愉しみを奪う悪党は誰だ? 怒りが込み上げてきました。

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