上の写真をご覧ください。3月23日に書いた記事「第56回諜報研究会『この危機―100年間業界リーダーだった朝日が克服できるか』」の全体アクセス数が本日、「132」になったという証拠写真です(笑)。5月21日には「ブログアクセス数がトータルで30人?」という記事で、渓流斎ブログのアクセス数のあまりにもの少なさに大いに嘆き悲しんだものですが、これなら続けて行けそうだという力をもらえました(爆笑)。
でも、時折ではありますが、この《渓流斎日乗》ブログを書き続ける意味や意義を考えてしまいます。単なる「写真日記」とでも割り切れば良いのですが、そういうわけにはいかない気分に落ち込むことがあります。
アル・パチーノ、83歳でパパに
昨日は、杉田敏著「現代英語基礎語辞典」(集英社インターナショナル、2024年3月31日初版)を読んでいたら、映画スターのアル・パチーノが83歳になって29歳のヌーア・アルファラとの間に子どもをもうけたという話が載っていました。AP通信の2023年6月1日付の記事を引用したもので、見出しは”At 83, Al Pacino is expecting a baby with 29-year-old Noor Alfallah”です。 expectingというのは、普通は女性が妊娠したときに使われますが、このように男親が子どもをもうけた時にも使われる例として載っていたわけです。
私はこのニュースを知らなかったので、「えっ!」と驚いたのです。「83歳で父親になるとは、ピカソも吃驚だなあ」と思い、このことをブログに書こうかと思いましたら、私だけが知らなかっただけで、ネット上では散々書き尽くされていました(苦笑)。もう1年近く昔のニュースですからね。
アダム・カローラって誰?
それでは、ということで、米ドジャースの大谷翔平選手がロサンゼルス郊外の高級住宅地に785万ドル(約12億3000万円)の豪邸を購入したとロサンゼルス・タイムズ紙に報じられて話題になりましたが、その前の豪邸のオーナーが米人気コメディアン、アダム・カローラさんと言われても日本人は誰も知りません。そこで、彼について調べてブログに書こうと思いました。そしたら、もう既に、やはり散々書き尽くされているんですよね。ただし、写真や記事はカローラさんのX(旧ツイッター)やら英語版のWikipediaや読売新聞などから、大丈夫なのかと思わされるほど勝手に引用したものばかりで、書いた本人に直接取材したものではないことは明らかです。信憑性に欠けるという意味で、ブログの限界です。
ネットで育った若者は、既成のメディアを「マスゴミ」と言って馬鹿にしていますが、少なくともネット情報よりマスゴミの方が信憑性が高く、信頼できるのです。なぜなら、新聞記者も雑誌記者もテレビ・ラジオ記者も、人に直接取材して裏を取る作業をしているからです。諜報用語のヒューミントです。これは、大変手間もお金も掛かるので、素人では無理です。素人は、せっせとネット上に溢れる情報を継ぎ接ぎしているのが精一杯です。だから、同じような「まとめ記事」がネット上に溢れるのです。本来なら、それらは、記事の盗作であり、写真盗用は著作権法違反になるのですが、FacebookなどがなかなかSNS詐欺広告の削除に追いつかないのと同じように、ネット上には無駄な違法なフェイクニュースがあまりにも多く溢れているのです。
そう私自身が言い放った弓矢は自分自身にも跳ね返って来ます。「ブログとはいっても、お前は、本当に世のため人のためになるような役立つことを書いているとでも思っているのか!」
キツいですね、そのお言葉。そこで、少しだけ、このブログの目的をお伝えしましょう。その一つが、皆さまにfood for thoughtを提供するということです。food for thoughtとは直訳すると、「考えるための食べ物」ですが、「思索の種(糧)」とも「判断材料」とも訳されています。
そうなんですよ。特に解決策は明記できなくとも、皆さんにはこのブログを読んでもらって、少しは思索の糧になって頂ければ良いなあ、と思っております。
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