関東大震災直後に虐殺された姜大興さんのお墓参り 瑞谷山常泉寺

常泉寺 歴史
常泉寺

 2026年9月10日付渓流斎ブログ「腰痛には要注意〜身近だった朝鮮人虐殺事件」に書いた関東大震災直後に虐殺された朝鮮人虐殺の碑がある曹洞宗瑞谷山常泉寺に参拝に行って参りました。

腰痛には要注意〜身近だった朝鮮人虐殺事件
昨日、目が覚めて起き上がろうとしたら、腰が痛くて立ち上がることが出来なくなってしまいました。 やばい 前の晩は何ともなかったのに、どうしたものか?反芻してみて、原因を思い出してみても、あまり思い当たりません。前の日の午前中は地元のヘルスセン…

 腰痛治療のため?通っている日帰り温泉「小春日和」から近いというので、本日、温泉に浸かった後、思い切って、行って参りました。常泉寺は、小春日和から歩いて数分の距離でした。

 山門がないので、遠くから見ると墓地みたいな感じでしたが、ちゃんと本堂のような、庫裡のような建物がありました。そこは閉まっており、どなたもおらず、森閑としておりました。

 常泉寺の立派なホームページを頼りに参拝しましたが、この庫裡か本堂に幕末の三舟の一人、山岡鉄舟の山額「瑞谷山」がありました。

 山岡鉄舟のゆかりの品は、埼玉県小川町の「割烹旅館二葉」にもありました。小川町は、鉄舟の生家である小野家の知行地であったため、鉄舟は度々、訪れていたらしいのですが、何故、この常泉寺に鉄舟の山額があるのか、不明です。

山岡鉄舟による常泉寺「瑞谷山」の山額
山岡鉄舟による常泉寺「瑞谷山」の山額

 山岡鉄舟の山額「瑞谷山」は本堂の中にありました。

山岡鉄舟による常泉寺「瑞谷山」の山額
山岡鉄舟による常泉寺「瑞谷山」の山額

 常泉寺は、江戸時代は岩槻藩の領地だったことから、藩主阿部氏の側室の墓もありました。

 それほど広い敷地ではないので、朝鮮人虐殺の碑はすぐに見つかりました。

姜大興さんのお墓
姜大興さんのお墓

 虐殺された姜大興さんについてのプレートもありました。当時、24歳だったという姜大興さんは、恐らく、何事が起きたのか全く理解することが出来ないまま、命を落としたことでしょう。

 加害者の自警団も、普段は普通の善良の農民だったはずです。片柳村役場からの通達を信じて、暴行を遂行してしまいましたが、後で、デマだったことを知り、こうして姜大興さんのお墓を建てました。

姜大興さんのプレート
姜大興さんのプレート

 いずれにせよ、被害者にとっても、加害者にとっても、不幸なことでした。今から103年前の事件でしたが、こうして、後世に伝えなければなりません。

 このプレートには、姜大興さんが殺害された現場は「片柳コミュニティーセンター付近」と書かれていたので、現場に行ってみました。日帰り温泉「小春日和」のお隣でした。

片柳コミニティーセンター
片柳コミニティーセンター

 このコミュニティーセンターには、演奏会を開催できる小規模な多目的ホールと図書館などがありました。随分、立派な施設です。

 早速、図書館に行ってみたら、結構、蔵書がたくさんあり、平日のせいか、利用者は数人程度でした。新聞も週刊誌も揃っていたので、こりゃあ、利用しないことはないなと思いました。

 そこで、このセンターのホームページを見てみたら、何と「来年1月1日から再来年の3月31日まで、修復工事のために閉館する」というのです。何と、1年3カ月間も長きに渡ってですよ!

 せっかく、良い所を発見したというのに…。何か、この付近で殺害された姜大興さんの怨霊を感じでしまいました。

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